『マエストロ』ブラッドリー・クーパー、6年も指揮の練習をしていた

自身2本目となる監督作『マエストロ:その音楽と愛と』で、世界的指揮者・作曲家レナード・バーンスタインを演じたブラッドリー・クーパー。映画の準備のため、6年も指揮の勉強をしていたそうだ。
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先日ロサンゼルスで行われた『マエストロ』の試写イベントに出席したブラッドリーが、心配なシーンがあったとコメント。「ロンドン交響楽団のシーンで、ライブ撮影をする予定でした。指揮をする必要があったんです。6分21秒音楽を指揮するために、指揮の練習に6年費やしました」と語った。
指揮の勉強には、メトロポリタン・オペラのディレクター、ヤニック・ネゼ=セガンらが先生となり、助けてくれたそうだ。「ネゼ=セガンが、すべてのテンポチェンジをカバーする動画を作ってくれたので、僕はそれを練習するだけでした」とコメント。「あとは自分を信じ、調整して僕が本当に映像にしたかったものに仕上げるだけでした」と話した。
また、6年もかけた理由について、「ちゃんと準備をせずに臨んだら、皆が演奏を楽しむ中、僕1人だけそのシーンを楽しむことができないと恐れたから」と述べた。
ブラッドリーが監督と共同脚本を務める『マエストロ』は、レナード・バーンスタインと、女優・ピアニストのフェリシア・モンテアレグレ・コーン・バーンスタインが共に歩んだ生涯を振り返る、大胆で情熱的な“愛の巨編”。
Varietyによると、ブラッドリーが語ったこのシーンは、1976年にレナード・バーンスタインがイーリー大聖堂でロンドン交響楽団の指揮を執ったときのもので、本作でも最大の見どころとなっているそうだ。