狂気に満ちていく古川琴音が怖すぎる! 清水崇が総合プロデュースするホラー映画『みなに幸あれ』予告映像解禁
古川琴音が主演を務める清水崇総合プロデュースのホラー映画『みなに幸あれ』より、予告映像とキービジュアルが解禁された。
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本作は、日本で唯一のホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション「日本ホラー映画大賞」(主催・KADOKAWA)の初大賞受賞作品を映画化。「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」という、人類の宿痾(しゅくあ)と言ってもいい根源的なテーマが根底に流れる作品だ。とある村を舞台に、この世界の特異な成り立ちに疑問を持った古川演じる主人公が行動を起こすが、逆にどんどん追い込まれ、「この世界にはある法則が存在する。それを知らないと死ぬことになる…」というえたいの知れない恐怖と対峙していく。
主演の古川にとって初めてのホラー映画出演となる本作のメガホンをとるのは、「日本ホラー映画大賞」にて同名タイトルの短編映画で大賞を受賞した下津優太。下津は本作にて商業映画監督デビューとなる。総合プロデュースを手掛けるのは清水崇。
これまで数々の海外映画祭で上映され、高評価を獲得。韓国のプチョン国際ファンタスティック映画祭では「強力なストーリー、独創的なアイデア、ダークユーモア、田舎暮らしという要素が、暗いホラー映画のレシピを完璧に完成させている」と評され、最優秀アジア映画賞を受賞。イタリアで開催されるMonsters Taranto Horror Film Festivalでは「コントロールされた演出力をもつ下津優太は、Jホラーの伝統を受け継ぐにふさわしい監督である」と評され、最優秀監督賞を受賞した。
看護学生の“孫”は、ひょんなことから田舎に住む祖父母に会いに行く。久しぶりに再会し、家族水入らずで過ごす幸せな時間。しかし、どこか違和感を覚える孫。祖父母の家には「何か」がいる。そしてある時から、人間の存在自体を揺るがすような根源的な恐怖が迫って来て…。
予告映像は、孫(古川)が田舎の祖父母の家へ向かう途中、道で手助けをした老婆から不可解な言葉を投げかけられるシーンから始まる。祖父母宅に着き久々の再会を喜ぶのも束の間、祖父母や近隣住民の言動に違和感を抱き始めた最中、「この人のおかげで私たちの幸せが成り立っているの」と謎の言葉を口にする祖母。
そして、本作の主題歌であるBASE BALL BEARの「Endless Etude(BEST WISHES TO ALL ver.)」が流れる中、血だらけになった主人公、目と口を縫った男、痙攣する少年、目に血を滲ませ叫びながら迫り来る家族など、衝撃的なシーンがたたみかけるように映し出されていき、最後は孫が不可解な笑顔を見せる姿で幕を閉じる。いったい彼女に何が起こったのか。想像をはるかに超えた恐怖の先に炙り出される、“幸せの本質”とは―。
キービジュアルは、田舎の田んぼの真ん中で、赤く充血した片目に血の付いた頬、髪を乱した孫(古川)が、尋常ではない雰囲気を醸し出しながら振り返える姿を切り取ったもの。上には「地球上の幸せには、限りがある――」という意味深なコピーが添えられている。
映画『みなに幸あれ』は、2024年1月19日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。