沈黙の恐怖体験――『サウンド・オブ・サイレンス』聴覚研ぎ澄まされる予告&場面写真解禁
ホラー映画『サウンド・オブ・サイレンス』より、聴覚が研ぎ澄まされる緊迫の予告映像と場面写真5点が解禁された。
【動画】音が鳴ったら、現れる―『サウンド・オブ・サイレンス』予告映像
本作は、『ザ・レイド』シリーズなどを手掛ける「XYZ Films」が、新進気鋭の監督ユニット「T3」とタッグを組んで放つ沈黙の恐怖体験。久しぶりに故郷へと帰って来たヒロインが生家で過ごす夜、何かが家の中を徘徊している。それは、必ず音が鳴っている時だった。喋ってはいけない。音を立ててはいけない。その度に、“それ”はあなたに近づいて来る。沈黙か、死か。ほかに生き残る術はあるのか―。
監督を務めたのは、アレッサンドロ・アントナチ、ダニエル・ラスカー、ステファノ・マンダラ。2018年に共同製作した『デス・アプリ 死へのカウントダウン』が、アメリカ最大のホラー映画祭であるスクリームフェスト・ホラー映画祭に選出後、彼らは「T3」という映画製作ブランドを創設。イタリアを拠点に数々の短編ホラー映画を生み出す。
本作は、2020年に同映画祭に選出され好評を得た短編をもとに、「T3」初の英語長編映画として完成させた作品だ。『クワイエット・プレイス』のシチュエーション、『ライト/オフ』の恐怖、『ドント・ブリーズ』の追撃戦を彷彿とさせる新たなるホラーが誕生した。
ニューヨークで歌手を目指しているエマは、オーディションに落ち続け自信を失っていた。そんな中、実家で暮らす父親が入院したという一報が入り、恋人のセバと一緒に故郷のイタリアへと向かう。父親は面会謝絶となっており、病院で居合わせた母親に理由を聞くが、急に暴れ出した父親から殺されそうになったと震えるばかりだった。
その夜、実家に泊まることになったエマは、ガラクタ修理が趣味だった父親の隠し部屋で、古いラジオを発見。すると突然、ラジオがひとりでに音楽を流し始める。不審に思いつつもスイッチを切るが、その瞬間何かの気配を感じ取る。エマがスイッチを入れて再び音楽が流れ始めると、“それ”は確実に目の前に現れた―。
予告映像は、歌手を夢見て都会に出ていたエマが、父親の入院の知らせを受け故郷へ帰り生家で過ごすことになるシーンから始まる。古いラジオのスイッチを入れたり、電話の音がなると、ある女性の姿が出現。そこから、しゃべってはいけない、音を立ててはいけない、静寂と戦慄の一夜が始まる。果たして、音が鳴ったら現れる“それ”の正体は何なのか。“沈黙の恐怖体験”に遭遇したエマの運命は。観ているほうも息をすることを忘れ、聴覚が研ぎ澄まされるような緊迫感あふれる映像となっている。
場面写真は5点。エマが恐怖におののく姿や、迫り来る“それ”など、身がすくむようなシーンの数々を切り取っている。
映画『サウンド・オブ・サイレンス』は、2024年1月26日より全国公開。