吉高由里子主演『風よ あらしよ 劇場版』、主人公・野枝のバイタリティあふれる本予告解禁
昨年放送された吉高由里子主演の特集ドラマ『風よ あらしよ』(NHK BS4K・8K)の劇場版『風よ あらしよ 劇場版』より、本予告と場面写真が解禁された。
【動画】ひたむきにその思いを貫く野枝(吉高由里子)の姿がここに! 『風よ あらしよ 劇場版』本予告
本作は、今から100年前、筆1本の力で結婚制度や社会道徳に真正面から異議を申し立てた女性、伊藤野枝の生涯を描く。
関東大震災後の混乱のさなか、ひとりの女性が憲兵に虐殺された。女性解放運動家の伊藤野枝。平塚らいてうの「元始、女性は太陽であった」という言葉に感銘を受け、バイタリティーあふれる情熱で「青鞜社」に参加すると、ジェンダー格差や貧困などの社会矛盾に異議を申し立てていく。
伊藤野枝を演じたのは吉高由里子。また平塚らいてうを松下奈緒、野枝の第一の夫でダダイストの辻潤を稲垣吾郎、後のパートナーとなる無政府主義者・大杉栄を永山瑛太が演じる。
吉川英治文学賞を受賞した村山由佳の評伝小説を原作に、脚本を矢島弘一が担当。
音楽は梶浦由記が手がけ、また劇場版のためにエンディングテーマを新たに作曲し、自身の個人プロジェクト、FictionJunctonが担当している。「風よ、吹け」と題し、feat.vocalにKOKIAを迎えた渾身(こんしん)の楽曲だ。
本作の演出を務めた柳川強は『赤毛のアン』の翻訳者・村岡花子の波乱万丈の人生を描いたNHKの連続テレビ小説『花子とアン』のディレクターも務めており、本ドラマでも主演を演じきった吉高とは9年ぶりのタッグを組んだ。
予告編は、暮らしの中であらゆる社会矛盾に異議を申し立て、反感を買いながらも“新しい女性”の生き方についてひたむきにその思いを貫く野枝の情熱を注ぎ込みつつも、その後の関東大震災発生による不安や混沌とした空気感を最大限に引き出したものとなっている。
また併せて解禁となった場面写真には、物語の中心となる伊藤野枝(吉高)のほか、野枝の演説を聞く大杉栄(永山)の姿や青鞜社を支える平塚らいてう(松下)、また学生時代の野枝の思いを親身にきく辻潤(稲垣)など、そのほかにも今回劇場公開することとなり初公開となる写真含め、計12点が解禁された。
『風よ あらしよ 劇場版』は、2024年2月9日より全国順次公開。