『重版出来!』原作・松田奈緒子氏、芦原妃名子さん死去の経緯を社外発信しない出版社に「最終決定ではないことを信じたい」
『重版出来!』を手掛けた漫画家の松田奈緒子氏が、7日に自身のエックスを更新。同じく漫画家の芦原妃名子さんが急死したことについての出版社の対応に意見を記した。
【写真】松田奈緒子氏が手掛けた『重版出来!』の原作書影
2023年10月期放送のドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者で漫画家の芦原さんが急死した件について、同作の連載誌を発刊していた小学館は「経緯などを社外発信する予定はない」と発表したとの報道が一部メディアからあった7日。
漫画『重版出来!』の作者である松田氏は、今回の発表を受け「小学館、最終決定ではないことを信じたい。時間がかかっても経緯説明し、再発防止に取り組んでほしい」と悲痛な訴えをつづった。
この投稿を見たファンからは「小学館の対応、ほんと愕然としてしまいます」「どうして作品や作家を守ろうとしてくれなかったのか、と残念になります」「私は重版出来の中の編集の方々のように芦原先生を担当していた編集部の方々も作家に作品に寄り添っておられたのだと思っていました」など、小学館の対応に驚きや不信感を見せる反応が上がった。
『重版出来!』は、「月刊!スピリッツ」(小学館)で連載された職業漫画。主人公の新人編集者がコミック雑誌編集部を舞台に、編集部員、漫画家のみならず、営業、書店スタッフたちを巻き込み、ライバル雑誌に打ち勝とうと奮闘する姿を描く群像劇だ。2016年にはTBS系にて黒木華主演でドラマ化もされた。
引用:「松田奈緒子」エックス(@mazdanaoko)