香取慎吾、寺山修司を演じる舞台に意気込み「いつもの慎吾ちゃんとはちょっと違う」
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俳優の香取慎吾が8日、都内で開催された『テラヤマキャバレー』舞台挨拶に出席。香取は「いつもの慎吾ちゃんとはちょっと違う」「エンターテイメントの楽しさ、夢の世界をたくさん感じていただける作品になっていると思います」とアピールした。
【写真】宝塚歌劇団専科の凪七瑠海が「死」役で初の外部出演
本作は、生と死が交錯するキャバレーを舞台に、寺山修司が今生きていたら、何を思い何を表現したのかを、寺山の詞による多くの昭和の名曲を織り交ぜながら描く音楽劇。この日は池田亮(脚本)、デヴィッド・ルヴォー(演出)、共演する成河、伊礼彼方、村川絵梨、平間壮一、凪七瑠海(宝塚歌劇団)も出席した。
死を目前にした寺山を演じる香取は「いつもの慎吾ちゃんとはちょっと違う様子で、この日生劇場の舞台に立っています。寺山修司さんが亡くなるお話・ストーリーなんですが、寺山さんが亡くなった年と同じ年に、この稽古中に僕はなりました」と回想。
また「寺山修司役なんですが、このキャバレーのオーナーでもあるんですが、寺山修司じゃなくなる時もあったり。時には香取慎吾だったりするような気もします。とっても不思議なお話で。見ていただいたら分かる通り、みんなとんでもない格好で(笑)。寺山修司の夢の中をですね、脚本の池田さんが寺山さんの言葉を拾い集めて、紡いでくれて。そして演出のデヴィッド・ルヴォーさんが、それをやさしく僕ら一人一人に植え付けてくれます」と語った。
さらに香取は「稽古の中で、だんだんだんだん、この世界が好きになっていく自分がいました。見に来ていただいた方々に、1人でも多くの方に好きになっていただいて、日常では味わえないこのショー、エンターテイメントの楽しさ、夢の世界をたくさん感じていただける作品になっていると思います」と呼びかけていた。
「死」を演じる凪七は「まだご自分が亡くなるということに気づいていらっしゃらない寺山さんに、あなたの時計の針はもう止まったよと告げます。そこからいろいろな物語が発展していきます」と役柄を紹介。「私自身、宝塚の舞台以外の公演に出させていただくのは初めてですので、もう全てが新鮮で刺激的で衝撃で、ただただ圧倒される日々でしたけれども、ルヴォーさんの演出のもとキャストの皆様からたくさんのことを勉強させていただいております」と笑顔を見せていた。
『テラヤマキャバレー』は2月9日~29日東京・日生劇場、3月5日~10日大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。
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