アニメ『サザエさん』放送55周年“前祝い”1時間SP、3.31放送決定 一家が日本三大史跡を訪れる特別エピソードも
10月に放送55周年を迎えるアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)。その前祝いとして、3月31日18時より1時間スペシャルの放送が決定した。
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1969年10月5日にスタートし、今もなお愛され続ける大人気アニメ『サザエさん』。10月には記念すべき55周年を迎えようとしている中、“前祝いスペシャル”と題し1時間スペシャルを放送。
スペシャルで放送されるのは、「穴子さんの遊園地」「ハンコください」「ワカメの桜さがし」「美味しい歴史の旅」の4エピソード。その中でも「美味しい歴史の旅」は、サザエさん一家が福岡県の太宰府跡、奈良県の平城宮跡、宮城県の多賀城跡に旅をする特別エピソードとなっている。これらは国の特別史跡の中でも“日本三大史跡”と呼ばれており、三大史跡全てが『サザエさん』で登場するのは初めてのこととなる。
おなじみの舞台・あさひが丘を飛び出したサザエさん一家が、歴史学者の大学教授とその娘とともに、悠久の歴史を巡る旅が始まる。
あらすじは以下の通り。
■「美味しい歴史の旅」
サザエは、海平に送る荷物の中に、間違ってカツオの15点のテストを入れてしまう。すぐに海平から電話があり、カツオの点数の酷さを嘆きつつ、「カツオを連れて、太宰府天満宮にお詣りに来るように」と言う。こうして家族一同で福岡に旅行に行く事になる。すると現地で歴史が大好きな大学教授とその娘と知り合う。
■「穴子さんの遊園地」
子供たちと遊園地に行くため、電車に乗ったマスオは、車内で穴子が寝ているのを見かける。聞けば、徹夜で麻雀して、寝ぼけた頭で電車に飛び乗ったため、電車を間違えてしまったらしい。連絡もせず朝帰りして、絶対に奥さんに怒られる……と困った穴子は、マスオたちと一緒に遊園地に行くと言い出す。
■「ハンコください」
近所にお届け物をして、ハンコを押してもらったタラは、ハンコに興味を持ち始める。カツオに芋版のハンコを作ってもらうが、カツオが名前を逆さまに彫ってしまい、格好の悪いハンコになってしまう。タラはマスオに自分のハンコが欲しいと言うが、「まだ早いんじゃないかな」と言われ、買ってもらえそうにない。
■「ワカメの桜さがし」
桜が咲き始め、花見の時期になる。マスオの会社の同僚が、花見の場所を探してさんざん歩き回り、やっといい場所を見つけたのに、隣の大学生たちが大騒ぎして、花見を楽しめなかったという。その話を聞いた家族は、「たしかに花見の場所は大事だ」と言い、ワカメは、今年は自分が場所係になって、いい花見の場所を見つけると張り切る。
フジテレビ編成部の渡辺恒也は「アニメ『サザエさん』の放送55周年を前に、サザエさん一家が家族の歴史に思いをはせるスペシャルストーリーをお届けします! 縁があって宮城県の多賀城跡を訪れる機会があったのですが、その土地に代々根付いてきた“歴史の息づかい”のようなものを感じました。大宰府跡のある福岡県は『サザエさん』の生みの親・長谷川町子先生のゆかりの地でもあり、奈良県の平城京跡も合わせて日本三大史跡を巡って、サザエさん一家が日本を縦断するお話を作りたい!と思いできたのが『美味しい歴史の旅』です」と説明。
そして、「その他のエピソードも春の訪れを感じさせる楽しいお話ばかりです。是非、ご家族みんなでお楽しみください!」と言葉を寄せた。
アニメ『サザエさん』放送55周年前祝い1時間スペシャルは、フジテレビ系にて3月31日18時放送。