カニエ・ウェスト、ドンダ・アカデミーの生徒を「髪の毛を剃る」「オリに閉じ込める」と脅していた
カニエ・ウェストが、自身の母親ドンダ・ウェストの名を冠して設立したドンダ・アカデミー。カニエが生徒に対し、髪の毛を剃る、オリに閉じ込めるなどと脅していたことが明らかになった。
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この学校を巡っては、すでに元教師から不当解雇などで訴えられ、給食は寿司のみ、階段使用を避けるため授業は校舎の1階でのみ行うなど、信じがたいような学校運営が暴露されていた。
PageSixによると、この度カニエのブランドYeezyで働いていたレヴァー・フィリップスが「酷い差別とハラスメント、報復行為」をカニエから受けたとして新たに裁判を起こし、カニエの耳を疑うような行為が明らかになった。
彼によると、カニエは生徒の前で「誇らし気に」反ユダヤ主義の陰謀論を語り、子ども2人に対し、「髪の毛を剃りたい」「校内の刑務所に入れてやる」などと脅したという。
2022年12月にマリブの人気レストランNobuで食事を共にした際には、カニエがまたもやユダヤ人を非難し、彼らを「みじめ」だと表現したほか、アドルフ・ヒトラーを「革新者」と称え、ホロコーストはフェイクだと主張。絶え間なく「不適切な行為」を行い、「明らかに性的興奮」している姿を見せつけたそうだ。
法廷書類には、「ドンダ・アカデミーのカリキュラムや庭園についてのミーティングの予定が、反ユダヤ主義で偏見とセクハラに満ちた語りを聞かされることになった」と書かれているようだ。
また、「黒人のスタッフが白人よりも劣悪な扱いを受けていた」といい、黒人の警備員はドレッドヘアを剃らなければクビにするとカニエに言われ、退職に至ったこともあったという。マイノリティへの差別はこれにとどまらず、LGBTQのコミュニティにも向けられていたそうだ。
ドンダ・アカデミーは現在閉鎖されている。