キスマイ・藤ヶ谷太輔&奈緒、辻村深月原作の映画『傲慢と善良』でW主演 喜びのコメント到着
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辻村深月の小説を実写化する映画『傲慢と善良』のダブル主演を藤ヶ谷太輔(Kis‐My‐Ft2)と奈緒、監督を萩原健太郎が務めることが発表された。併せて、ティザービジュアルと場面写真が解禁となった。
【写真】原作の大ファンというキスマイ・藤ヶ谷太輔&奈緒がダブル主演!
主人公の架と真実はマッチングアプリで出会い、婚約した直後、真実が突然失踪してしまう。彼女を探すうち“知りたくなかった過去とうそ”が明らかになる。すべてをさらけ出した2人がたどり着く“一生に一度の選択”を描くドラマティック恋愛ミステリー。
30代になりマッチングアプリで出会った真実と付き合うもなかなか将来を決めない「ごう慢」な西澤架を演じるのは藤ヶ谷太輔。この小説に出合ったときから衝撃を受けたといい、「一番心に刺さって感銘を受けた小説。もし映像化されるなら絶対に自分が演じたい」という強い意志が伝わり、満を持しての主演となった。この物語について「子供の頃に置いてきてしまった気持ちが言語化されている。辻村先生が自分のことを知っているのかと錯覚するぐらい」と語るように、架の一挙手一投足に共感を重ねた。映画化決定前からテレビや雑誌などで「人生で一番好きな小説」と紹介していたこともあり、辻村自身も「藤ヶ谷さんに演じてもらえて嬉しかった」と話す。
また、親の敷いたレールの上で「善良」に生きてきたが婚約直後謎の失踪をとげる真実を演じる奈緒もまた「辻村先生の映画に出るのが夢だった」と語る。「ミステリー要素がありながら、人生の選択について見つめ直すことができる作品。誰のどの部分に共感するか、人によって解釈が変わる面白さもある」と熱弁。撮影現場に訪れた辻村自身も「このお二人に架と真実を託せて本当によかった」と絶賛する。
2人はドラマ『やめるときも、すこやかなるときも』以来4年ぶり2度目の共演となるが、撮影現場では恋愛観から人生観に至るまでさまざまなことについて話し合い、人生のすべての価値観を共有したようだ。久しぶりの共演に「お互い大人になった気がする」と語る。
監督は『東京喰種トーキョーグール』や『サヨナラまでの30分』を手掛け、公開待機作の『ブルーピリオド』でもメガホンをとった萩原健太郎。「原作小説の行間にある架と真実の感情の機微をお二人が繊細に表現してくださったお陰」、さらに「“傲慢”さと“善良”さは表裏一体で、きっとその狭間を行き来しながら生涯付き合っていかなければなりません。本作が、完璧じゃない他人や自分を受け入れて前に向かって進む一助となることを願っています」とコメントを寄せた。
脚本を手掛けたのは、ドラマ『最愛』にて感情を揺さぶるセリフと緻密な構成力で大きな反響を巻き起こした清水友佳子。辻村深月からの信頼も厚く、原作者と脚本家がお互いにリスペクトの念を持ちながら映画の脚本が出来上がった。
架は30代になり、それまで恋愛も仕事も順調だったが、将来についての考え方が合わずに恋人にフラれてしまい、マッチングアプリで婚活を始める。藤ヶ谷も「漠然とモヤモヤと感じていた感情が言語化されている」と人生の選択を迫られる世代特有の悩みに大きく共感した様子だ。
そんな中、控えめで“善良”そうに見える真実に出会いようやく婚約するも、その直後、突然真実が失踪してしまう。両親や昔の友人を訪ねて彼女を探すなかで、架は予想もしなかった“知りたくなかった過去とうそ”に直面していく。真実を演じる奈緒は自身も「周りから善良そうに見られることが多い」そう。「地方出身ならではの恋愛観や価値観にも共感できました」と自分のイメージと重ねて役について語る。
ティザービジュアルは、原作のカバーイラストを手掛けたイラストレーター・雪下まゆが、映画化に向けて原作版の「その先の物語」を表現するイラストを描き下ろしたもの。原作版では真実が一人で夜景をぼんやりと見つめている姿だが、今回は架と真実の二人で登場。真実が肩にもたれ掛かり同じ方向を見ているようで、2人の視線の先はどこかそろっていない。温かい雰囲気のなかにもミステリアスな要素が秘められているティザービジュアルとなった。
場面写真は、失踪した真実を探す架の、心配そうにも、切羽詰まったようにも見える表情と、原作の表紙をほうふつとさせる真実の表情の対比が、2人のすれ違いを予感させるカットとなっている。
映画『傲慢と善良』は、9月27日より全国公開。
藤ヶ谷、奈緒、原作者の辻村、萩原監督、脚本の清水のコメント全文は以下の通り。