音を立てたら、最期―映画『クワイエット・プレイス:DAY 1』絶叫不可避の本予告解禁
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『クワイエット・プレイス』シリーズ最新作『クワイエット・プレイス:DAY 1』より、ニューヨークに“何か”が襲来、日常が崩れ去る様子を捉えた本予告が解禁された。
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突如出現した、“音”に反応しその全てに襲い掛かる“何か”。そんな謎の生命体に支配され崩壊した世界を舞台に、“沈黙”を守り生存を試みる家族の姿を描いたサバイバル・ホラー・シリーズ『クワイエット・プレイス』。本作は、「決して音を立ててはいけない」というスリルに満ちた設定に観客たちも息を殺し、映画館から“音”が消える新現象を巻き起こした同シリーズの最新作だ。
世界が沈黙した日「DAY 1」を描く本作の舞台は、これまでの田舎町から一転、「音を出さないことが不可能」な大都市・ニューヨークへと移り、阿鼻叫喚の群衆、そして彼らの日常が破壊されてゆく様子が描かれている。これまで語られてこなかった“何か”の襲来を映し出すことで、作品はディザスター映画の要素を帯び、圧倒的なスケールアップを果たしている。
主人公の女性役は、オスカー俳優のルピタ・ニョンゴ。彼女とともに“何か”の脅威から逃れることとなるキャラクターにはジョセフ・クイン。そのほかにもシリーズ2作目『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』にも登場した本シリーズのキーマン、ジャイモン・フンスーなど実力派キャストが脇を固める。
メガホンをとるのは、ニコラス・ケイジ主演のスリラー映画『PIG/ピッグ』で注目を浴びた新鋭監督マイケル・サルノスキ。前2作の監督を務め、記念すべき1作目では実生活でもパートナーであるエミリー・ブラント演じる主人公の夫役として出演したジョン・クラシンスキーが、プロデューサーとして製作陣に名を連ねている。
今回解禁されたのは、ニューヨークに“何か”が襲来、日常が崩れ去る様子を捉えた本予告。穏やかなニューヨークの街を愛猫のフロドを抱えて歩くのは、主人公・サミラ(ルピタ・ニョンゴ)。すると突如として空から隕石が降り注ぎ、辺りは一瞬にして阿鼻叫喚に包まれる。そして、隕石と共に空から襲来した凶暴な“何か”が、人々を無作為に蹂躙(じゅうりん)し始める。何の前触れもなく日常は破壊され、がれきの山となる街並み。逃げ惑う人々。軍用ヘリの目線からは無数の“何か”がビルを駆け上る姿が確認できる。
サミラと猫は路地裏に身を隠し、同じく逃げ込んだエリック(ジョセフ・クイン)と共に荒廃したニューヨーク脱出を計画する。しかし、危機から逃げようとした矢先、橋が無慈悲に爆破されてしまう。逃げ道を失くしたサミラたち。橋の破壊を目の当たりにした男(アレックス・ウルフ)のあっけに取られた表情が印象的だ。
身を隠していたサミラは、シリーズ2作目『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』にも登場した男性(フンスー)に声を出さないよう口を覆われる。近くに些細な音にも反応する“何か”が迫っているのか、ジャイモン・フンスー演じる男の活躍にも期待が高まる。
“何か”から逃がれて身を潜めていた場所で、突然作動してしまった機械を慌てて止めた老人は「ああ…」と諦めのた嘆息を漏らし、サミラの目の前で“即”即死。悲鳴を上げることすらできない過酷な状況におかれた、サミラの運命やいかに…。
「ここにいたら死ぬ」と言うエリックに、「考えがある」と告げるサミラ。続く映像では水路を流される様子が映されているが、サミラたちの脱出作戦は成功するのか? ニューヨークの、そして世界の終焉を予期して絶望し、声も出せない状況に自暴自棄寸前の人々。そんな中でも冷静に人差し指を口に当て「しーっ!」のポーズをするサミラが頼もしい。
音を立てないよう静かに避難する群衆の中、「逃げて!」と力強く囁くサミラ。そこへ、無慈悲にも大量の“何か”が波のように押し寄せる。逃げ込んだビルのガラス扉を開けようとするエリック。しかし、打ち捨てられたアタッシュケースが引っかかって、なかなか開かない。ここで映像の音が消える。音を立てないよう慎重に扉を押すエリックから圧倒的な緊張感が伝わる。
やっと扉が開いたかと思ったら…バタン!と倒れるアタッシュケース。一瞬時が止まったかのような表情のエリックとサミラ。ガラス天井をぶち破り超至近距離に迫る“何か”。続けて上から何匹も襲撃。サミラとエリックと猫のフロドは、この絶望を生き抜くことができるのか?
映画『クワイエット・プレイス:DAY 1』は、6月28日より日米同時公開。