高山一実、『トラペジウム』映画化に感激「この感情を何かの作品に昇華させたい」
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元乃木坂46の高山一実が11日、都内で行われた映画『トラペジウム』公開記念舞台あいさつに、結川あさき、羊宮妃那、上田麗奈、相川遥花、木全翔也(JO1)、篠原正寛監督と共に出席。原作を手掛けた本作の映画化に対する喜びを語った。
【写真】高山一実に花束を渡し、思わず涙する結川あさき
高山が小説家デビューを果たした同名作をアニメ映画化する本作は、アイドルを目指す高校生・東ゆうが、東西南北の美少女を集めながら自らの夢に向かって進む物語。舞台あいさつのMCはフジテレビの原田葵アナウンサーが務めた。
本作の公開に高山は「書き始めたのが8年くらい前で、当時はこんなに大きなものにつながるとは思っていなかったので、当時の自分がこんな未来を知ったらすごいびっくりしすると思います」としみじみ。続けて「いろんな感情が巡ってるんですけど、またこの感情を何かの作品に昇華させたいなと思えるような貴重な経験を、このアニメ化でさせていただきました」と語った。
また、工藤真司役の木全は「普段、JO1で木全翔也を演じている工藤真司です」とあいさつして笑いを誘う。さらに真司という役どころについて「一見、なよなよして、ちょっと頼りない感じが出ているんですけど、実は本当にすごく優しくて頼りになる男」と説明。さらに作品の後半の展開に触れ「成長している真司を、僕は見て、ちょっと涙目になって。作品自体も本当に涙が出るぐらい感動したので、皆さんに楽しんでもらえたらうれしいです」と伝えた。
舞台あいさつの終わりには、ゆう役の結川が高山に花束をプレゼント。結川は「明日は母の日ということで、原作『トラペジウム』の母である、こんなきれいなお母さんはいないですけど、母である高山一実先生に、私たちを、『トラペジウム』を愛してくれている皆さんと、『トラペジウム』と出会わせてくれてありがとうございます。私は、ゆうに出会えて本当によかったです」と高山に伝えると、感極まり涙を流していた。
高山は「母なんて、本当に申し訳ないくらい。本当に私は土台の土台しか作っていない」と謙遜。「小説も、自分の思ってるキャラクターとか思いとかも全然、書き切れないくらいだった」と振り返りつつ、声優陣に対して「『このキャラクターってこうだと思うんですよ』と言ってくださることが、『なんで分かってくれるの』『私もそういうキャラクターにしたいと思っていたんだよ』というくらい。プロフェッショナルな、そういうご職業なんだな、声優さんは、と本当に感動して、良い出会いに感謝でございます」と感謝を口にしていた。