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吉沢亮主演『ぼくが生きてる、ふたつの世界』9.20公開へ&場面写真解禁 上海国際映画祭コンペ出品決定

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映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』場面写真
映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』場面写真(C)五十嵐大/幻冬舎 (C)2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会

 吉沢亮が主演する映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の公開日が、9月20日より全国順次公開、原作者・五十嵐大さんの出身地・宮城県では9月13日より先行上映と決まった。併せて場面写真7点が解禁。さらに本作の第26回上海国際映画祭でのコンペティション部門正式出品ならびにワールドプレミアが決定した。

【動画】吉沢亮主演×呉美保監督『ぼくが生きてる、ふたつの世界』特報

 呉美保監督が9年ぶりの長編作品のテーマに選んだのは、コーダ(Children of Deaf Adults/聞こえない、または聞こえにくい親を持つ聴者の子供)という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティーに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイストの五十嵐大さんによる自伝的エッセー『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』。

 脚本を担当したのは港岳彦。主演の吉沢亮は、耳の聞こえない両親の元で育った息子・五十嵐大の心の軌跡を体現する。

 場面写真は、吉沢が演じる主人公・五十嵐大の瞳が印象的なカットから、東京から故郷・宮城へと向かう車内、数年ぶりに故郷に戻ってきた大人になった大と子供の頃の大が橋を渡るシーンまで、本作の空気感と大の心情が伝わるカットの数々。さらに少しぎこちない母・明子(忍足亜希子)と大の場面や父・陽介(今井彰人)と母の愛情あふれる子供の頃の家族写真など、“聞こえる世界”と“聞こえない世界”を行き来する大の人生を感じさせる、どこか懐かしく温かな瞬間を切り取っている。

 さらに6月14~23日、中国・上海で開催される第26回上海国際映画祭コンペティション部門に本作が選出され、正式出品ならびにワールドプレミアが決定致した(英題『Living in Two Worlds』)。なお、本作のワールドプレミアは6月21日、コンペティション部門の最高賞となる金爵賞(きんしゃくしょう)の発表は6月22日の予定。また呉監督が現地入りし、21日に開催されるワールドプレミアで舞台あいさつを行うほか、レッドカーペットにも登場する予定だ。

 呉監督は「この映画のワールドプレミアが上海国際映画祭コンペティション部門だなんて、これほどしあわせな幕開けがあるでしょうか。日本の片隅で人知れずもがきながら生きる男の子のささやかな心の機微を、アジアの、世界の、みなさまがどう受け取ってくださるのか、その反応をこの肌で感じに、さらには選ばれし新しい映画たちにも出会いに、いざ上海、行ってきます!」とコメント。

 徐昊辰・上海国際映画祭プログラミング・ディレクターは「きこえる世界、きこえない世界、そして、そこに生きている1人のコーダ。呉美保監督は、優しい視線で彼の揺れ動く心の成長を静かに見守っている。"ふたつ"の世界は、"ひとつ"になった時、きっと一番幸せに違いない。こんな素敵な作品を上海国際映画祭でワールドプレミアができるとは、最高に嬉しい!」としている。

 映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は、9月20日より全国順次公開、宮城県では9月13日より先行上映。

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