この夏、死の酸性雨が降り注ぐ! 映画『ACIDE/アシッド』予告編&ビジュアル解禁
致死率100%の高濃度酸性雨が降り注ぐ世界を舞台に、極限状況に陥った人々の決死の脱出劇を描くフランス発サバイバル・スリラー映画『ACIDE(原題)』が、邦題を『ACIDE/アシッド』として8月30日より公開されることが決定。予告編、ポスタービジュアル、場面写真が解禁された。
【動画】強力な酸性雨が、世界を変貌させていく―映画『ACIDE/アシッド』予告編
本作は、第76回カンヌ国際映画祭ミッドナイトスクリーニング部門やシッチェス・カタロニア国際映画祭に出品され、2024年セザール賞視覚効果賞にノミネートされた黙示録的な衝撃作。人、家、街、すべてを溶かしていく、超高濃度の死の酸性雨が降り出した世界を舞台に、極限状況に陥った人々の脱出劇を描く。
監督は、イナゴの狂気を描いたNetflix映画『群がり』で長編デビューを果たした新鋭ジュスト・フィリッポ。2作目となる本作では、ダイナミックなワイドショットと視覚効果を駆使し、“殺人雲”から降り注ぐ、人間や動物に加え車や建造物までも溶かす“死の酸性雨”の恐ろしさを生々しく描き出す。電力や水道などの公共インフラがたちまち無効化され、市民が身を隠せる場所すら失っていく壮絶なストーリー展開が、観る者を戦慄させる。
キャストには、フランス映画界の実力派俳優が集結。主人公ミシャルを演じるのは、『冬時間のパリ』や『ベル・エポックでもう一度』など数々の話題作に出演し、監督としても評価の高いギヨーム・カネ。そして2017年の『若い女』でセザール賞有望若手女優賞にノミネートされ、『シンプルな情熱』のセンセーショナルな演技でも注目されたレティシア・ドッシュが、ミシャルの妻エリースを熱演している。
異常な猛暑に見舞われたフランスの上空に不気味な雲が出現。それは南米に壊滅的な被害をもたらした、酸性雨を降らせる危険な雲だった。北部の地方都市に住む中年男性ミシャルと元妻エリースは、寄宿学校に預けていた十代の娘セルマをからくも救出するが、あらゆるものを焼き尽くすように溶かす強酸の雨は、容赦なく大勢の市民の命を奪っていく。フランス全土が大混乱に陥るなか、安全な避難場所を探し求めてあてどなく歩き続ける親子の行く手には、凄まじい群衆パニックと、高濃度酸性雨のさらなる恐怖が待ち受けていた…。
予告編は、通常バージョンとショートバージョンの2種。突如降り出した強力な酸性雨が、世界を変貌させていく様子がまざまざと映し出されている。次々と街を破壊していく死の雨、逃げ惑いパニックに陥る群衆、懸命に生き延びようとするひと組の家族。圧倒的なリアリティと恐怖、息もつかせぬ展開を予感させる、緊迫感MAXの予告編となっている。
ポスタービジュアルは、「人も、家も、街も、溶ける」というコピーと共に、アスファルトをも溶かしていく高濃度酸性雨の水溜まりを捉えた、強烈なインパクトを放つデザイン。水の中には、どんよりとした空と、まるで溶けていくかのように歪んだ女の子の顔が。死の雨の恐怖を最大限に表現した、日本完全オリジナルのおぞましいビジュアルとなっている。
場面写真は、父ミシャルと娘セルマが身を寄せ合っている姿などを収めている。
映画『ACIDE/アシッド』は、8月30日より全国公開。