板垣李光人、初個展のタイミングは「すごく運命的だった」 楽しみもありつつドキドキも
俳優の板垣李光人が26日、都内で行われた初個展「愛と渇きと。」開催記念取材会に出席。初個展を開催するにいたった経緯を明かす場面で「今回のタイミングはすごく運命的だった」と明かした。
【写真】作品を前に笑顔を見せる板垣李光人
本展覧会は、かねてより描いてきたデジタルイラストと、映画『ブルーピリオド』の撮影を機に制作に取り組むようになった油絵とが組み合わせられた、複合的なキャンバスアートを中心に展開。展示作品はいずれも本展覧会のために、俳優としての活動と並行しながら、板垣自身の手によって新たに制作された。
板垣は初個展への気持ちを「役者として自分の出ている作品を見ることは最近やっと慣れてきたんですけど、今回絵は初めてなので、最初の緊張感というかドキドキしたものを今すごく抱えています。初心を思い出したというか、そんな心境」と告白。「来てくださるお客様がどういうふうに見てくださるかな、と、楽しみでもありながら少しドキドキと不安な気持ちがあります」と明かした。
個展を開催するにいたった経緯を板垣は「今回のタイミングはすごく運命的だったといいますか」と切り出し「デジタルイラストはもともと描いていたんですが、自分の作品に自信があるかと言われると、そうではなくて」と回顧。「細々と描いていたつもりで。作品を発表するにしても、ネット上とかで発表しているぐらいでいいかなと思いつつも、その裏腹やっぱり見てほしいなという気持ちもあった」と素直な気持ちを打ち明け、「それがある中で、『ブルーピリオド』という作品をやらせていただいて。絵がテーマの作品で、3~4ヵ月くらいずっと先生から絵を教えていただきながら準備していました。絵の欲がさらに高まっていた時期にこの個展のお話をいただいて、『やろうかな』というところで、今回やらせていただきました」と振り返った。
板垣は「個展を開くにしても、役者として先にテーマを決めてからストーリーのように流れるものにしたいな、という考えがあったので、そんな形で作っていきました」と説明。制作期間については「お話をいただいたのがちょうど1年前ぐらいで、そこから『こういうテーマで描こう』みたいなのは割とすぐ決まって。全部ひっくるめると、トータルで4~5ヵ月くらいかかったかなと思います」と明かした。
個展のテーマにちなみ“渇愛”していることを聞かれると、板垣は「小さい秋。今はでっかい夏しかないから、小さい秋がなさすぎて…」と回答。「服が好きなので、夏のTシャツ1枚とかよりちょっと着込みたいんですよ」とほほ笑み「9月中旬過ぎてやっと涼しくなってきましたけど、9月の頭とかはずっと暑かったので、小さい秋を探してましたけど、やっとちょっと見つかってきた」と語っていた。
板垣李光人 個展「愛と渇きと。」は、9月27日~10月7日東京・渋谷PARCO B1FのGALLERY X BY PARCO、10月12日~10月20日愛知・名古屋PARCO 西館6F・PARCO GALLERY、10月25日~11月10日大阪・心斎橋PARCO 9F EVENT SPACEで開催。