「ストリートファイターリーグ:Pro-JP 2024」Division F 第5節より結果速報が公開
現在開催中の2D対戦格闘ゲーム『ストリートファイター6』を使用した日本最高峰の公式チームリーグ戦「ストリートファイターリーグ:Pro-JP 2024(以下、SFL2024)」。10月1日に行われたDivision F 第5節より、結果速報が発表された。
【写真】Division F 第5節の各チーム結果はこちら
第1試合:【AWAY】Belc FAV gaming vs CAG OSAKA【HOME】
■先鋒戦:× りゅうきち選手(ケン)(クラシック) vs GO1選手(春麗)(クラシック) 〇
チームの為に何としても勝利が欲しい「りゅうきち選手」は、インタビューで語った通り「GO1選手」に的を絞った対策で試合のペースを掴み第1BATTLEを獲得することに成功した。しかし、第2BATTLEから徐々にエンジンが暖まってきた「GO1選手」の反撃がスタート。「GO1選手」は得意の、スーパーアーツLv.2「鳳翼扇」での「弾抜け」や高精度の「対空攻撃」を武器に第2BATTLEを取り返した。最後までどちらが勝ってもおかしくないハイレベルな戦いとなった先鋒戦だったが、集中力が高まった「GO1選手」の鉄壁ともいえる防御力が決め手となり「りゅうきち選手」の初勝利を阻む結果となった。
■中堅戦:× sako選手(豪鬼)(クラシック) vs うりょ選手(ジェイミー)(クラシック) 〇
関西の強豪プレイヤー対決となった中堅戦。序盤から勢いよく相手を攻め立てプレッシャーをかけ続ける「うりょ選手」が試合の主導権を握る展開となった。「うりょ選手」は、多少の不利状況であっても「無敵技」、「ジャストパリィ」などで切り返すことで相手に読み合いを強いる展開を作り上げていった。「sako選手」の粘りを跳ね除け、最後の最後まで攻めの姿勢を貫いた「うりょ選手」がチームにとって貴重な10ポイントを持ち帰ることに成功した。
■大将戦:〇 ts選手(豪鬼)(クラシック) vs フェンリっち選手(ブランカ)(クラシック) ×
先鋒戦・中堅戦と連敗が続き、追い詰められてしまった「Belc FAV gaming」だったが、大将戦に出場した「ts選手」のプレイがその空気を変えていった。「フェンリっち選手」の「ドライブラッシュ」からの攻撃を上手く捌き序盤からリードを奪った「ts選手」。その後も、豪鬼の「百鬼襲」を軸に攻撃を組み立て、相手に試合の主導権を渡さない。終始強気な姿勢を貫き、準備してきた内容をしっかりと出し切った「ts選手」がストレートで「フェンリっち選手」を撃破。チームにとっても、自身にとっても非常に嬉しい初勝利を掴み取った。
■延長戦:× ts選手(豪鬼)(クラシック) vs うりょ選手(ジェイミー)(クラシック) 〇
中堅戦、大将戦において積極的に攻め続けることでそれぞれ勝利を挙げた「ts選手」、「うりょ選手」の対決となった延長戦。お互いに気持ちが乗った「無敵技」の応酬など、1先ならではの緊張感が漂う熱戦となった。両者1ROUNDずつ獲得して迎えた最終ROUNDの最後の場面、互いにバーンアウト状態かつ、あと一手で勝利という極限の状態の中で、正解の選択肢を選んだのは「うりょ選手」だった。中堅戦を上回る勝負強さを発揮し、チームに勝利を持ち帰った「うりょ選手」の活躍に、「CAG OSAKA」の選手達は狂喜乱舞となった。
本日の勝利で「CAG OSAKA」はポイントランキング2位をキープ。この日2勝を上げた「うりょ選手」の大活躍は、後半戦で他チームの脅威になることは間違いないだろう。
第2試合:【AWAY】Yogibo REJECT vs Crazy Raccoon【HOME】
■先鋒戦:〇 ときど選手(ケン)(クラシック) vs かずのこ選手(キャミィ)(クラシック) ×
「バーンアウト」上等といった勢いで「ドライブゲージ」を多用し相手を攻める「かずのこ選手」に対し、「ときど選手」がその攻撃を上手く捌くことが出来るのか? といった展開が続いた先鋒戦。第1BATTLEは「ときど選手」、そして第2BATTLEは「かずのこ選手」がそれぞれBATTLEを獲得する結果となった。その後、フルセットフルラウンドまで戦いの行方はもつれたが、最後は「ときど選手」の放った2発の「ドライブインパクト」が「かずのこ選手」を捉えて勝負あり。試合の流れが揺蕩うシーソーゲームは、「ときど選手」が見事に勝ち切った。
■中堅戦:× あきら選手(キャミィ)(クラシック) vs ボンちゃん選手(豪鬼)(クラシック) 〇
「あきら選手」は得意のアグレッシブな攻撃を展開することで相手を崩しにかかるものの、「ボンちゃん選手」の堅い守りをなかなか崩す事が出来ない。前節に続きキャミィ戦での出場となった「ボンちゃん選手」は、前回同様非常に良い仕上がりを見せ「あきら選手」の猛攻を見事に凌いで見せた。後半になるにつれ、徐々に切れ味が鋭くなっていく「あきら選手」の攻撃に対しても、「ボンちゃん選手」は最後までどっしりと立ち回って勝利を掴みとった。
■大将戦:〇 LeShar選手(エド)(クラシック) vs Shuto選手(豪鬼)(クラシック) ×
攻撃の間合いが広いエドに対し、リーチの差を埋める為に「金剛灼火」や「百鬼襲」で攻撃を組み立てる「Shuto選手」だったが、「LeShar選手」はその全ての攻撃に対し、ことごとく正しい選択肢を選び続け簡単に被弾しない。さらに、攻撃面では、巧みな前歩きで間合いを管理し、相手にプレッシャーをかけ続けることで試合を完全に掌握した「LeShar選手」。対戦相手の「Shuto選手」だけでなく、実況解説陣や視聴者、さらには自分のチームメイトにすら恐怖を与えるような圧倒的な内容で「LeShar選手」が勝利を挙げた。
「ときど選手」、「LeShar選手」の勝利で「Yogibo REJECT」はポイントランキング1位にジャンプアップ。これから始まる後半戦に向けて、非常に良い形で折り返すことに成功した。
第3試合:【AWAY】広島 TEAM iXA vs VARREL【HOME】
■先鋒戦:× じゃじい選手(豪鬼)(クラシック) vs 水派選手(キャミィ)(クラシック) 〇
序盤から、「キャノンストライク」と通常攻撃を織り交ぜた様々な空中攻撃を展開した「水派選手」が試合の主導権を握り、あっさりと第1BATTLEの先制に成功。続く第2BATTLEでも、その勢いは止まらず、攻守共に見事なプレイを見せ「じゃじい選手」の豪鬼を完全に封じた形となった。終始、試合を掌握した「水派選手」が先鋒戦にストレートで勝利し、チームに10ポイントを持ち帰った。
■中堅戦:× ひびき選手(リリー)(クラシック) vs だいこく選手(ガイル)(クラシック) 〇
ガイルの「ソニックブーム」の弾幕で、リリーに「風纏い」ストックをためる隙を与えず、じわじわと相手の体力を削っていく「だいこく選手」が、終始「ひびき選手」に逆転のチャンスを掴ませないように冷静な立ち回りで試合の主導権を握った。我慢強く「ドライブパリィ」をしながら隙を伺う「ひびき選手」だったが、なかなかきっかけを掴めず苦戦を強いられる。やっと訪れたチャンスに「ひびき選手」が得意の「メキシカンタイフーン」を狙うものの、「だいこく選手」を倒し切るには至らなかった。試合前のインタビュー通り、冷たい戦闘プランを貫き通した「だいこく選手」が、ストレートで中堅戦に勝利した。
■大将戦:〇 ひかる選手(A.K.I.)(クラシック) vsもけ選手(春麗)(クラシック) ×
ドライブゲージを積極的に使い、攻めの姿勢全開で相手を画面端に追い込む「もけ選手」。対する「ひかる選手」は、堅いガードと「ジャストパリィ」から一気に反する展開で対応した。そのまま両者一進一退の攻防を繰り広げ、試合はフルセットまでもつれ込んだ。勝負の結末は、「ひかる選手」の代名詞ともいえる「ジャストパリィ」をきっかけに「もけ選手」を「バーンアウト」まで追い込んだことで倒し切りに成功。チームのエース「ひかる選手」がギリギリの戦いを制し、MATCH3は延長戦へと突入した。
■延長戦:× ひかる選手(A.K.I.)(クラシック) vsもけ選手(春麗)(クラシック) 〇
大将戦と同じ組み合わせで迎えた延長戦。大将戦に続き、高度な読み合いが続く中、「もけ選手」が「ひかる選手」の「ドライブパリィ」を読んだ「通常投げ」を決めることで、試合のリズムを掴んだ。リーチをかけられた「ひかる選手」は、土壇場でクリティカルアーツ「睚眦」を決めるものの相手を倒し切るには及ばず。「もけ選手」が大将戦でのリベンジを果たす結果となった。
「VARREL」は延長戦の勝利により、25ポイントを獲得。現在の順位は5位だが、十分上位を狙えるポジションに位置している。次節からの後半戦での躍進に期待が高まる。