心揺さぶる驚がくの実話『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』来年1.31日本公開決定
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ケイシー・アフレック主演、ビル・ポーラッド監督の映画『Dreamin’ Wild』(原題)」が、『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』の邦題で2025年1月31日より全国公開されることが決定。併せて、イラストレーターのサイトウユウスケ氏が描き下ろした日本版オリジナルのティザービジュアルが、場面写真と共に解禁された。
【写真】ドニーが抱える葛藤とは 『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』場面写真
本作は、実在の兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」がたどった実話をもとに、『アメリカン・ユートピア』(2020/スパイク・リー監督)、『ブロークバック・マウンテン』(2005/アン・リー監督)などで製作総指揮を務めたプロデューサーのビル・ポーラッドが、『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』(2014)以来8年ぶりに監督・脚本を務めた長編。
1979年、米ワシントン州の田舎町でレコーディングされた1枚のアルバム「Dreamin’ Wild」。当時10代だったドニーは兄のジョーとデュオを結成し、父が息子たちのために自作したスタジオで数々の楽曲を生み出した。家族に支えられ、情熱を注ぎ込んで作ったアルバムだったが、世間からは見向きもされず、夢に手が届くことはなかった。
それから約30年後。思い描いていた夢からは程遠い人生を送っていたドニーは、ある日、自分たちのアルバムがコレクターにより発見され、“埋もれた傑作”として人気を博していることを知る。思いもよらない成功に家族は喜ぶが、ドニーは目を背けてきた過去や感情と向き合うことになり―。
主人公のドニーを演じるのは『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2016/ケネス・ロナーガン監督)でアカデミー賞主演男優賞に輝いたケイシー・アフレック。ドニーの妻ナンシー役にズーイー・デシャネル。青年期のドニー役をノア・ジュプが演じる。
サイトウユウスケ氏が手掛けた日本版オリジナルティザービジュアルには、プレーヤーでレコードを聴いているドニー(ケイシー・アフレック)が中央に配され、当時に思いをはせているかのように、背後には音楽に熱中する10代の頃のドニーとジョーの姿が描かれる。左下には、家族との思い出が刻まれた家が夜空に浮かびあがるように描き込まれており、映画の世界観を余すことなく感じさせるエモーショナルな仕上がりとなった。
作品をひと足先に見たサイトウ氏は「当時のレコードを誰かに掘り起こされることでそこにパッケージされていた十代の自分と出会うことになる。きっと誰の心にも十代の自分がいて、そいつはきっといつも自分を見ている。『どうだい、そっちはうまくやってるかい?』そんな言葉が聞こえた気がした」とコメントしている。
場面写真では、ギターを手にするドニー(ケイシー・アフレック)と彼に寄り添うような妻のナンシー(ズーイー・デシャネル)の姿が切り取られ、30年来の夢の実現にもかかわらず、割り切れない思いを抱えるドニーの葛藤を感じさせるカットとなっている。
映画『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』は、2025年1月31日より全国公開。