ダイアナ妃とバレエ教師の秘密のレッスンがドキュメンタリー映画化

ダイアナ妃に秘密のレッスンをしたダンス教師アン・アランによる回顧録『Dancing With Diana:A Memoir by Anne Allan(原題)』が、ドキュメンタリー映画として映像化されることが分かった。
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報道によると、アンは、チャールズ国王(当時は皇太子)との結婚後から9年間にわたって毎週1時間、プライベートスタジオでダイアナ妃を指導した人物。妃が莫大な名声に苦しむ中、親密な関係を築いたそうだ。90分のドキュメンタリーでは、彼女の物語とダイアナ妃への指導の様子が綴られ、1985年にホワイトハウスで開かれたパーティーでジョン・トラボルタと見せたダンスや、ロイヤル・オペラ・ハウスにて、ダンサーのウェイン・スリープとビリー・ジョエルの「アップタウン・ガール」に合わせて踊ったものなど、アイコニックなシーンの舞台裏も登場するという。
アンはPeopleに対し、「ダイアナ妃と過ごした中で、妃のダンスに対する深い愛情だけでなく、彼女のプライベートな側面を垣間見る幸運に恵まれました。ドキュメンタリーの視聴者が、妃の新たな一面の真価を認めるだけでなく、彼女がいかに類まれなる人だったかより深く理解してくれることを願っています」と声明で述べた。
また彼女は回顧録の出版当時、ダイアナ妃は踊ることで「自分自身でいられた。動き、楽しむことを愛していた」と話し、「腕を動かした瞬間から、彼女の感情に変化が生まれたことが分かった」とコメント。ダンスを心から愛し、楽しんでいたこと、そしてダンスが妃にとってのセーフスペースだったことを明かしていたそうだ。
Deadlineによると、ドキュメンタリーは、カナダの映画&テレビ番組製作会社Sphere Mediaがアンの回顧録の権利を獲得し、アンの出身地スコットランドを拠点にする制作会社Two Rivers Mediaと共同で製作。Sphere Mediaが配給を手掛けるが、まだ製作初期の段階にあり、配信先などは決まっていない。