アンジャ渡部&キンコン西野、罵倒されまくって“戦友”に ネトフリ『罵倒村』アフター感謝祭収録レポート
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本作では、それぞれがここ以外では見せたことのない顔も見せているという。西野が「僕は調子に乗って、仕事を選んでいるはずなんです。クリエイターですから。今は、カッコいい仕事しかしていない。でも『罵倒村』には選択肢がなかったですね! 罵倒する側だったと思っていたのに……ボロボロにやられました」と回想すると、佐久間は「完全に騙しました。形勢が逆転して、覚悟を決めるまでのスピードがすごかった。多分、世界記録です!」とやり切った西野に惚れ惚れ。すると渡部は「俺らはやっぱり、こっちなんだ」、西野も「こっちなんだと気づかせてくれた」と再確認する。
「『罵倒村』アフター感謝祭〜ご覧いただきあり罵倒ございます!〜supported by 佐久間宣行のオールナイトニッポン0」収録現場にて
そして罵倒する側のみりちゃむは、今やNHK連続テレビ小説『おむすび』にも出演を果たすなど女優としても活躍中。「みんな、罵倒しやすいスキャンダルがいろいろとある」と声を弾ませたみりちゃむは、「渡部さんも西野さんも、カッコ悪い仕事だと言いながら、なんだかんだすべてに対応して、最後までしっかりとやってくれる。さすが芸人」と称え、「私は、地元の友だちとかには『口が悪い』と言われることもあるので、素でやっているところもあります。でもこんなに罵倒するのはここくらい!」と楽しそうな笑顔を見せていた。
罵倒される仲間として、「戦友のようになった」という渡部と西野。西野が「同じ傷を負っているよ、わかるよという気持ちになる。『罵倒村』はサウナのよう!」と分析すると、渡部も「気持ちが整った!」と息ぴったりにコメント。佐久間は「実力がない芸人さんにはやらないんです。面白い芸人さんが集まって、その人たちの隙を突いていくのが『罵倒村』。笑いになるのはすべて、罵倒される芸人さんに腕があるから。腕のない人にはやっちゃダメです」とメンバーへの信頼感を語る。渡部は「こう言われてしまったら、もう文句が出ない。すべてを捧げます」、西野も「気持ちよくなっちゃった。『またよろしくお願いします!』と思っちゃう」と続くなど、今後の展開にも期待がかかる。
(左から)佐久間宣行、渡部建(アンジャッシュ)、西野亮廣(キングコング)、みりちゃむ(大木美里亜)
YouTubeからNetflixに場を移し、さらなる進化を遂げた異例の企画となった。なぜ『罵倒村』は、人々を惹きつけるのだろうか。「そういう時代なんだと思います」と切り出した仕掛け人の佐久間は、「『面白くない罵倒って、ダメだよね』と思うんです。『人をいじるなら、これくらい面白くないとダメなんだ』と感じるような作品」だと分析していた。(取材・文・写真:成田おり枝)
Netflixコメディ『罵倒村』は独占配信中。