WEST.小瀧望の役者としての成長に瑠東東一郎監督が感心! 映画『裏社員。』で15年ぶりに再タッグ

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WEST.の7人全員が主演する映画『裏社員。‐スパイやらせてもろてます‐』より、メンバーの小瀧望と15年ぶりに再タッグを組んだ瑠東東一郎監督から見た小瀧の役者としての魅力が明かされた。
【写真】WEST.7人全員主演! 映画『裏社員。‐スパイやらせてもろてます‐』場面写真
本作は、WEST.の11年目に向けた集大成の映画。通常の業務を超え、表では解決できない問題を秘密裏に処理する社員=通称「裏社員」が登場する痛快アクション・コメディーだ。メンバー7人がそろって劇映画に主演するのは初。監督は『劇場版おっさんずラブ〜LOVE or DEAD〜』の瑠東東一郎が務める。
個性的なキャラクターたちが多数登場するなか、小瀧が演じるのは、さびれた商店街で育ったマコト。幼なじみの陽一郎(重岡大毅)とはあることをきっかけにわだかまりが生まれた。
そんな複雑な感情を抱える役を演じる小瀧について、瑠東監督は「ひょっとしたら、役者として分厚さが一番ある人だと思います。現場での居方、芝居に対するアプローチなど、そして感情表現。どれを取っても素晴らしい。人間としても、表現者としても積み重ねて来た年輪というか深みが刻まれている様に感じました」と語り、小瀧の役者としてのスキルを役柄に反映していると明かした。
さらに、小瀧が演じるマコトにとって大事なシーンについて、瑠東監督は「大声コンテストのシーンはわかりやすく山場であり、感動を生みたいシーンなので、それは逆に凄くハードルが高い。彼はそれも全部理解した上で、僕に皆まで言わせず、想像を遥かに超えて来てくれる。本当に頼りになる役者だなと思いました」と小瀧の豊かな表現力に太鼓判を押した。
小瀧は、舞台『エレファントマン』(2020)で主演を務め、難役を好演しその光る演技で「第28回読売演劇大賞」杉村春子賞を受賞。ドラマ『もみ消して冬 〜わが家の問題なかったことに〜』(2018)、「刑事7人」シリーズ(2022~2023)に出演し、『決してマネしないでください。』(2019)や『鹿楓堂よついろ日和』(2022)などの話題作で主演を務め、高い演技力で好評を得ている。主演ミュージカルにおいても『DEATH TAKES A HOLIDAY』(2024)で豊かな演技力で観客を魅力し、世界中で大ヒットした『梨泰院クラス』(6月より上演)を初ミュージカル化する舞台の主演も務める。
映画、ドラマ、ミュージカルで幅広い役で活躍している小瀧とは15年ぶりに本作で再びタッグを組むことについて、瑠東監督は「今回はあんまりコメディシーンに入れない役でしたが、逆に俯瞰で見て、こうやったら面白いんちゃう? こうやったら笑い起きやすいで、みたいなアイデアをくれたりしてました。笑いに対しての感性も高く、熱さと冷静さを持ち合わせていて、分厚くなったなーと実感しました。出会ったとき中2やったのに」と小瀧の役者としての成長に感心した。
映画『裏社員。‐スパイやらせてもろてます‐』は公開中。