『8番出口』二宮和也&小松菜奈がカンヌに到着! 初の映画祭参加に「観客のみなさんと盛り上がりたい」期待にじませる

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第78回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション【ミッドナイト・スクリーニング部門】正式招待作品『8番出口』の主演・二宮和也と共演の小松菜奈が、フランス・カンヌに到着。深夜の公式上映を目前に控えた2人が、歴史ある美しい街を歩きながら心境を語った。
【写真】カンヌに降り立った二宮和也&小松菜奈
本作は、2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATEがたったひとりで制作し、累計170万ダウンロード超の世界的大ヒットを記録したゲーム『8番出口』を実写映画化。「あのゲームをどうやって映画に?」と注目を集める中、3月に30秒の特報映像が公開されると、世界中に拡散されXのポストが2900万インプレッション超えを記録するなど大きな話題となった。監督・脚本を『百花』(2022)の川村元気が務め、すでにアジア、ヨーロッパなど20以上の国と地域での上映が決定している。
本作は第78回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション【ミッドナイト・スクリーニング部門】に正式招待されており、主演・二宮和也と共演の小松菜奈が、フランス・カンヌに到着。深夜の公式上映を目前に控えた2人がカンヌの街を巡った。
「ミッドナイト・スクリーニング」部門は、映画祭期間中、深夜に特別上映される映画枠。アクション・スリラー・ホラー・ドキュメンタリーなどジャンルを問わず、大胆で独創的で、常識を覆す作品が選出される映画祭の公式セレクションのひとつだ。これまでに、世界的大ヒットを記録した『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2017)や第97回アカデミー賞国際長編映画賞の香港代表に選出された『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(2024)など、注目作品を輩出してきた。
5月13日から開幕中の第78回カンヌ国際映画祭。すでに映画祭一色となっている現地を訪れた二宮、小松は、初めて降り立ったカンヌについて「今回のような機会がないとなかなか来られない場所なので楽しみたいと思いますし、初めて完成した映画を観てもらう場に立ち会えるのは作った人間として嬉しいです」(二宮)、「街を散歩していたら、カンヌ国際映画祭のポスターが街中に貼ってあり、盛り上がっているのを感じました。レッドカーペットのある会場まで行ってみたのですが、まだまだここを歩く実感が湧かなくて…昨日はなかなか寝付けなかったです」(小松)と、それぞれコメント。
そんな2人は、現地時間5月19日深夜0時30分の公式上映を前に、名所を巡る撮影を敢行。まずは、旧市街として知られる歴史的な地区、ル・シュケへ。石畳の坂道や階段を上っていくと、丘の上には教会や中世の城があり、カンヌの街全体が見渡せる、写真映えスポットとしても有名な場所だ。「味のある建物がたくさんあり、おしゃれな雰囲気。“カンヌに来た”って実感します」(二宮)、「街の色合いが淡くて素敵ですよね」(小松)と、街並みを楽しみながら歩みを進める。途中、作中に登場する“歩く男(河内)”のアクリルスタンドを持ち、記念撮影する場面も。カンヌが一望できる広場まで到着すると、美しい景色を前に、思わず「お~!」と感動。「あそこが今夜行く会場だね」と、映画祭のメイン劇場を指さしながら話すなど、カンヌの景色を堪能した。
次に訪れたのは、クロワゼット通りから美しい湾を見渡せるエリア。海沿いを歩きながら、『8番出口』が日本での公開を前に、訪れたフランスをはじめすでに20以上の国と地域で公開が決定していることについて、「嬉しい以上に驚き。公開前でどのような映画かわからない状態にも関わらず興味をもってもらえるのはすごいこと。なかなかこういう場所で上映される機会はないので、多くの方に観て気に入っていただけたら嬉しいです」(二宮)、「物語の展開が読めないですし、登場人物はたったの5人、全員役名なしなんて、おもしろい題材ですよね」(小松)と笑顔で語る。
街巡りを終えて、映画祭会場の近くにやってきた2人。自身初の経験となるカンヌのレッドカーペットを歩き、映画『8番出口』を世界最速でお披露目する公式上映を前に、二宮は「『ミッドナイト・スクリーニング部門』は他の部門に比べてお祭り感が強いので、変にかしこまらず、観客のみなさんと盛り上がりたいですし、それができるポテンシャルをもつ作品だと思うので、その雰囲気が伝わればいいなと思います」、小松は「初めてのカンヌ国際映画祭なので、レッドカーペットはどのような景色が広がるのかなとか、観客のみなさんの反応とか楽しみです。なにより、監督やキャスト、スタッフの方々と一緒にカンヌの地に来れたことが嬉しいです。みんなで映画祭を楽しみたいです」と意気込む。そして2人で目を見合わせながら、期待をにじませた。
映画『8番出口』は、8月29日全国公開。