綾野剛vs亀梨和也、14年ぶりの共演で本物の嵐が!? 『でっちあげ』極限シーン&インタビュー映像解禁!

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綾野剛が主演し、柴咲コウや亀梨和也らが共演する三池崇史監督作『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』より、教師・薮下(綾野)と週刊誌記者・鳴海(亀梨)が大雨の中で対峙するシーンと、そのメイキングや2人のインタビューを収めた特別映像、場面写真&メイキング写真が解禁された。
【動画】綾野剛vs亀梨和也、魂のぶつかり合いに天気も味方 映画『でっちあげ』大雨シーン特別映像
本作は、第6回新潮ドキュメント賞を受賞した福田ますみのルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫)を、三池崇史監督のメガホンで映画化。
この度、薮下(綾野)と鳴海(亀梨)が大雨の中で対峙するシーンと、そのメイキングや2人のインタビューを収めた特別映像が解禁。
映像には、自身への疑いを晴らすために、証言を得ようと保護者宅のインターホンに向かって「お願いします!」と何度も頼み込む薮下と、それを待ち構えていたかのように薮下にフラッシュを浴びせる鳴海の姿が。マスコミの報道で極限まで追い詰められた薮下は、雨の中傘も差さずに鳴海の胸ぐらをつかみ、感情を爆発させながら自分の思いを訴える。
実はこのシーンの雨は人口的に行ったものではなく、本物の豪雨。テスト段階では晴天だったが本番直前で急に雲行きが怪しくなり、あっという間に豪雨になった。このシーンの撮影について、綾野が「亀ちゃんは嵐まで呼んじゃうから! 本当に強烈だった」と笑うと、亀梨も「それは剛くんでしょ! すごいですよ。最初は(スタッフによる)雨降らしだったのにリアル雨ですから。一瞬、10分くらい一気に」と続ける。
さらに「傘も(足元に)置いておかないといけないのに風がすごいからギリギリまで剛くんが押さえていて。で、(本番が)終わった後パーン! と晴れて『嘘でしょ!?』って」と目を大きくしながら語ると、綾野も「普通に見たらスタッフさん降らせすぎって思うくらいの。(あまりに強い風と突然の豪雨に)脅威さえ感じた」と、奇跡のような出来事を興奮気味に振り返った。
全身がずぶ濡れになり、気力も体力もすり減るような過酷な撮影だったが、亀梨は「シーンとすごくリンクしていて、素敵な思い出になっています」と嬉しそうに語る。綾野も「とても豊かでしたし一緒にできて幸せでしたし、このシーンを亀ちゃんと立ち向かえたことをすごく誇りに思うというか。自分の俳優人生の中でとても大事なプロセスになりました」と満足そうに振り返った。
共演は実に14年ぶりとなる綾野と亀梨。一緒にインタビューを受けるのは、今回が初めてだという。それにも関わらず「昨日会った? というテンションで会えちゃう」と綾野が語ると、亀梨が「不思議だよね」と笑顔で同意するなど、相性の良さをうかがわせる。
綾野は亀梨について「(過去の共演作で)自分の至らない芝居を真正面で受けてくれたんです。初めて共演者の人に認めてもらえたというような、すごくそれが残っていて支えになっているんです」とエピソードを明かし、「今回また現場でこういう形で再会して、お互いの成長を確かめるようにすごく丁寧に作っていけた」と笑顔で語る。さらに「僕の方が年齢は上なんですけど、面倒見のいい兄貴肌」と評した。
一方亀梨は、綾野について「お芝居の向き合い方をすごく悩んでいた時期にアツく語ったときがあって」と振り返り、「それがすごく印象に残っていて、俳優業をやる上の恩人的な人」と信頼をにじませた。
併せて解禁された、テスト後の瞬間を捉えたメイキング写真からも、2人の間には信頼感のような温かい空気が流れているように感じられる。綾野と亀梨、2人だからこそ作り上げることができた今回の薮下&鳴海の迫真の対峙シーンを、ぜひ劇場で確かめたい。
映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』は、6月27日より全国公開。