タランティーノ監督が盟友マイケル・マドセンさんの追悼式を開催 『レザボア・ドッグス』の秘話をシェア

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先月67歳で亡くなったマイケル・マドセンさんを悼み、数々の作品でコラボレーションしてきたクエンティン・タランティーノ監督がプライベートな追悼式を開催。スピーチで、初監督作である『レザボア・ドッグス』撮影中、マドセンさんから心強いサポートを受けたと明かした。
【写真】マイケル・マドセン出演『レザボア・ドッグス』フォトギャラリー
TMZによると、タランティーノ監督が現地時間8月1日、米ロサンゼルスのビスタ劇場にて、マドセンさんを偲ぶ非公開の追悼式を主催し、ショーン・ペンやダリル・ハンナらセレブが大勢駆け付けたようだ。
スピーチでタランティーノ監督は、自身が初めてメガホンを取った『レザボア・ドックス』の撮影中、俳優やスタッフに対し悪態をつき続けたローレンス・ティアニーを解雇せざるを得なかった時のエピソードを披露。「あれは、撮影第1週目の最終日の最後の1時間でした」と語り始めたタランティーノは、「ローレンス・ティアニーはまさに悪夢でした。完全に正気を失っていた。本当にクレイジーだった」と語り、ティアニーによる罵詈雑言を再現してみせた。
ついに限界が来たタランティーノは彼を解雇。スタッフらは大喜びしたものの、彼自身は自分のキャリアはこれで終わりと絶望したそうだ。「一週まるまる彼を撮影したのに、ついにクビにしてしまった。スタジオは俺をクビにするに違いない。俺のキャリアは終わった。楽しかった」と振り返った。
落ち込む彼に、マイケルからボイスメッセージが届いたそうだ。「よう、タランティーノ、マイケルだ。今夜の君の行動を本当に尊敬すると伝えたくて電話した。あれは重要だった。必要なことだった。彼は酷かったから、ああするべきだった。監督として、キャプテンとして、男として、君を尊敬する。だから俺は君の味方だ」と、マイケルの口ぶりを真似て、彼からの応援メッセージを披露した。
マドセンさんは『キル・ビル』2作品や『ヘイトフル・エイト』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』など、クエンティン・タランティーノ監督作品の常連として知られ、1992年の『レザボア・ドッグス』ではミスター・ブロンドを演じ、スティーラーズ・ホイールの「Stuck in the Middle With You」に合わせて踊りながら、警官の耳を切り落とす場面が良く知られている。亡くなったのは7月3日。マリブの自宅にて意識のない状態で発見された。報道によると死因は心停止とみられる。
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