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『べらぼう』“喜多川歌麿” 染谷将太、“石燕” 片岡鶴太郎への弟子入りを語る「もう一度原点に戻れた」

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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』場面写真
大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』場面写真(C)NHK

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 横浜流星主演の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK総合/毎週日曜20時ほか)で喜多川歌麿を演じる染谷将太からオフィシャルコメントが届いた。鳥山石燕(片岡鶴太郎)へ弟子入りした歌麿について「久々に何も考えず、思うがままに、目的がない絵を描き始めます。自分が絵を描くのが好きっていうのはこういう感覚だったよなっていうのをもう一回感じ直せた、もう一度原点に戻れた、そんなシーンだったと思います」と語っている。

【写真】染谷将太、横浜流星、片岡鶴太郎ら切り取る『べらぼう』場面写真

 本作は、“江戸のメディア王”として時代の寵児(ちょうじ)になった蔦屋重三郎の生涯を、笑いと涙と謎に満ちた物語として描く。脚本は森下佳子。

 染谷将太が演じる喜多川歌麿は、美人画で江戸に旋風を巻き起こした天才絵師。幼い頃、絵師・鳥山石燕(片岡鶴太郎)のもとで絵を学び、その後、蔦重(横浜)と出会う。蔦重が洒落(しゃれ)本、黄表紙、狂歌本と次々と新たな出版物を手がけていく中で、挿絵の仕事などを任され、自らの画力を磨いていく。

 やがて寛政の改革で時代が変わると、蔦重と浮世絵の美人画を仕掛け、その才能を一気に開花させる。美人画は江戸で大評判となり、人気絵師の地位を確立していく。

 8月10日放送の第30回では、歌麿(染谷)は、蔦重(横浜)から“歌麿ならではの絵”を描いてほしいと言われ、葛藤する。そして、小さい頃に絵を教わった鳥山石燕(片岡)と再会、弟子入りすることに。

 染谷は、歌麿が「枕絵」に挑戦する意味について、「歌麿の直感的にここは避けて通れないというか、枕絵に挑戦してみないと、きっとこの先には行けないというのを感じたんだと思います。描こうとすると過去のトラウマが出てきて、魂のこもった作品を作るには生みの苦しみはあるとは思いますが、歌麿はそれがすごく重いと言いますか」と推測。

 さらに「演じていて気づいたのは、幻覚を“自分から出しにいっている”感じがしたんですよね。きっとそれが歌麿の弱さでもあり、同時に、表現しようと絵に自分の思いをぶつけようとすることができるからこそ天才絵師なんじゃないかなとも思いました」と明かす。

 鳥山石燕の存在については「石燕先生は蔦重とはまた違う形で受け入れてくれた師であって、『お前には見えるはずじゃ』っていうのは、歌麿にしか描けない絵があるんだぞということを感覚的に教わったような気がしました。さらに歌麿の目に映ったものは、例えば花一つ描くにしても、命や美しさというものを絵として落とし込める才能があるんだぞって言ってるようにも聞こえました」と話す。

 鳥山石燕への弟子入りで、「久々に何も考えず、思うがままに、目的がない絵を描き始めます。自分が絵を描くのが好きっていうのはこういう感覚だったよなっていうのをもう一回感じ直せた、もう一度原点に戻れた、そんなシーンだったと思います。蔦重がいなかったら、外に出てまた絵を学ぶということもできないと思いますし、帰るところがあるからこそ、一歩外に踏み出せるようになっていってるのかなとも思いました。蔦重は拗ねながらも見送ってくれたんじゃないかなと思っています」と語った。

 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』は、NHK総合にて毎週日曜20時ほか放送。

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