『宝島』エキストラ2000人超参加! 「コザ暴動」メイキングシーン収めた特別映像解禁

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妻夫木聡が主演を務め、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太が共演する大友啓史監督作『宝島』より、キャスト&監督インタビューや、最大級スケールで描く「コザ暴動」シーンのメイキングを収めた「『宝島』特別映像−たぎる想い編−」が解禁。併せて、グスク(妻夫木)、ヤマコ(広瀬)、レイ(窪田)、オン(永山)が集結する特別スチールも到着した。
【動画】エキストラ2000人超! 「コザ暴動」大規模メイキングも収めた『宝島』特別映像−たぎる想い編−
歴史の陰に埋もれたアメリカ統治下の沖縄の真実を描き切った、真藤順丈の直木賞受賞作を実写化した本作。大友啓史監督が二度の撮影延期の危機を乗り越えながら、191分に及ぶ作品を完成させた。
アメリカに全てを支配されていた戦後の沖縄。米軍基地から物資を奪い、困窮する住民らに分け与える“戦果アギヤー”となり、自由に生きることを模索していた若者たちがいた。主人公・グスク(妻夫木)、幼なじみのヤマコ(広瀬)、レイ(窪田)、そして、みんなの英雄的存在であるリーダーのオン(永山)。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る彼らだったが、ある襲撃の夜にオンは忽然と姿を消してしまう。英雄はなぜ消えたのか?幼なじみ3人が20年後にたどり着いた真実とは―。
“宣伝アンバサダー”を務める妻夫木と大友監督が、物語の舞台となる沖縄を皮切りに、約2ヵ月間、20エリアに及ぶ全国キャラバンを開催している本作。この度、キャスト&監督のインタビューや貴重なメイキングシーンを収めた「『宝島』特別映像−たぎる想い編−」が解禁された。
冒頭、完成した本作を観た直後の妻夫木が、「新しい命の鼓動みたいなものが動き出すのが聞こえた気がした」と語る姿が映し出される。そしてクライマックスのコザ暴動シーンで、自身が演じる主人公・グスクが大群衆のなか魂を震わせる姿と共に、「(観終わって)立ち上がれなかったですね。圧倒された」と明かす妻夫木。アメリカ統治下時代の沖縄を生きる登場人物たち一人一人の激情に想いを馳せながら、「(みんなの感情が)入り交じって大きなうねりとなって、叫びとなって流れていく。生きる力をまじまじと感じさせられた」と力強く語る。
広瀬は「常にふつふつと燃えているものがある感覚でした。この数年1回ももう泣かなくてもいいと思うくらい、すごい泣いた気がする」と述懐。窪田は滑走路での撮影の壮大さに圧倒されたことを語り、永山は「全部ちゃんと背負ってくれてる」と大友監督に賛辞を贈る。
映像にはそのほか、延べ2000人を超えるエキストラが参加したコザ暴動シーンの撮影時、熱気漂う現場でひとりひとりに丁寧に演出をつける大友監督の姿も。観る者を熱く、その渦中へ引き込む同シーンについて、大友監督は「声にならない想いというのを、あの場でしっかり届けたいという思いでしたね。心の奥の奥の奥の底にある叫びを、現場で表現したいと思った」と語っている。
併せて解禁された特別スチールには、グスク(妻夫木)、ヤマコ(広瀬)、レイ(窪田)、オン(永山)が海辺で並ぶシーンを納めている。
映画『宝島』は、9月19日より全国公開。