上野樹里、夫・和田唱を「どうやって楽しませようか」 ミュージカル『のだめ』へ意気込み

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今年9月より台湾と東京にて行われる「ミュージカル『のだめカンタービレ』シンフォニックコンサート!」の製作発表記者会見が本日28日に開催され、上野樹里、竹中直人、三浦宏規らが出席。フルオーケストラで新たに生まれ変わる『のだめ』への意気込みを語った。
【写真】上野樹里、竹中直人、三浦宏規ら、製作発表記者会見の様子
本作は、2001年より、月刊「Kiss」(講談社)にて連載を開始すると瞬く間に大人気となり爆発的ヒットを記録した二ノ宮知子による漫画をミュージカル化した作品。東京フィルハーモニー交響楽団によるフルオーケストラとなる「シンフォニックコンサート!」には、実写版のレジェンドキャストでもある、のだめ役・上野、シュトレーゼマン役・竹中、そして千秋役の三浦が2023年公演から続投。 加えて、物語に欠かせない峰役と清良役に、大作や話題作の中心で活躍を続ける豪華キャストが日替わりで出演という、どの回も目が離せないステージとなる。
『のだめ』がコンサートになると聞いた際の印象を、「また面白いことを考える人がいるんだなと思いました(笑)」と語った上野。オーケストラコンサートはこれまでにも何度か行われていたが、キャストが登壇するのは初めて。「すごい豪華なコンサートになると思います。今回は千秋先輩(三浦)の指揮もあって、昨日初めて通し稽古を見たのですが、本物の指揮者のようでした」と感激したことを明かし、「いつの間にあんなに練習してたの? 見せない努力がすごい!」と三浦の陰なる努力を称賛した。
そんな、プロのオーケストラの前で指揮をすることとなった三浦。「すごく責任が重いというか、普通はできないことなので。いろんな方、特に母親から強く“絶対にふざけるんじゃないわよ”と言われています(笑)。それを感じながら、とにかく真摯に向き合って頑張っている最中です」とプレッシャーとともに意気込みを語る。
そして『のだめ』といえば、竹中のアドリブも見どころ。コンサートでのアプローチを聞かれると「それは私もさっぱりわっかりませ~ん!」と劇中同様の独特なカタコト日本語で答えた竹中は「普段からずっと無意識なので、“こうアプローチしよう”など考えることはありません。皆さんの空気を受け取ってやっているので、どんなものが飛び出すかわからない」と、自分でも本番にならないとわからないと言う。公演は台湾と東京合わせて8回。「きっとあっという間に終わっちゃうから、切ない気持ちになる準備だけしています」と話して笑いを誘った。
なお、ミュージカルに引き続き、コンサートの音楽も和田唱が担当。竹中は「どれも名曲で、本当に素晴らしいと思いました。和田くんあっての『のだめ』だと思います。彼の楽曲を頑張って歌いたいと思います」と気合をあらわにする。
その和田といえば、上野の実の夫。「(竹中が褒めていたことを)唱さんに伝えたら、“とってもうれしい”と言っていました」と笑顔で報告した上野は、『のだめ』に出会って変化した音楽への印象も語る。「クラシックは自分の人生と離れた世界の気がしていたけど、お芝居を通して皆さんと楽しさを共有できたのは良い経験です。夫も音楽をやっているので、家で音楽の豆知識をよく聞いています(笑)。音楽は自分にとって、大きな存在になりました」と自身の人生に深く結びついたという。
コンサートは和田も観に来るとのことで「普段は私が夫の音楽を聴く側ですが、今度は自分が楽しませる側。どうやって楽しませようかな(笑)」とワクワクした表情を見せ、「楽しみにしてくれている方々のために、ステキなコンサートにできるように精一杯歌いたいと思います!」と力強く語っていた。
本日の会見には上野、竹中、三浦のほか、奥山真澄役・大久保祥太郎、黒木泰則役・竹内將人、江藤耕造役・なだぎ武、峰龍太郎役の日替わりキャスト・松島勇之介、有澤樟太郎、高橋健介、そして三木清良役の日替わりキャスト華優希、清水美依紗、ゲストピアニストの石井琢磨も登壇していた。
「ミュージカル『のだめカンタービレ』シンフォニックコンサート!」は、2025年9月6~7日に台北のTaipei Music Center、9月13~15日に東京ガーデンシアターにて開催。