大東駿介&飯豊まりえ、犬とのドラマ撮影で感じたこと「芝居を教えてもらいました」

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俳優の大東駿介と飯豊まりえ、柴犬ののこが17日、都内で行われたドラマ10『シバのおきて~われら犬バカ編集部~』(NHK総合/毎週火曜22時)完成試写会に出席。犬との撮影を振り返り、大東が「芝居を教えてもらいました」と明かした。
【写真】会見には柴犬の“のこ”も登場
本作は、片野ゆか著『平成犬バカ編集部』を基にしたドラマ。絡まりもつれた人の心を優しく解きほぐしてゆく、ヒューマン&ケイナイン(犬)ストーリーだ。大東が「シバONE」編集長の相楽俊一を、飯豊が編集者の石森玲花を演じる。
大東は「犬と共に作品を作るということで、人間たちはまず『犬に負担がかからないような現場を作ろう』とかなり考えて臨んだんです」としつつ「普段、撮影でわんちゃんに『待て』とか『ここはこういうふうにしてほしいな』とか言ってたんですけど、始まってみたら、のこに『人間たち、待て。焦るな。落ち着いてやろう。もっと心穏やかにやろう』と言ってもらっているような、本当に豊かな撮影現場でした」と告白。無理なく楽しく過ごすことができたと語った。
飯豊は「最初、お話いただいたときは『柴犬のドラマです』とだけ来て。私は犬が大好きなので『ぜひ!』と二つ返事で出演させていただいているんですけど、本当にわんちゃんに助けてもらっていたなって思っています」とニッコリ。「撮影が進むにつれてハードなスケジュールになっている中でも、張り詰めることなく。それは本当にわんちゃんたちのマイペースなのんびりした性格や、わんちゃんに癒やされるパワーに助けてもらいながら撮影をしていた記憶があります」と振り返った。
収録現場での『のこすごい』と思ったエピソードを大東は「本当にすごいところしかなくて!」と言い「本当にスムーズに撮影しているんですけど、その中で自由なあいくるしさもちゃんと残してくれる」としみじみ。続けて動物と一緒に撮影する上で「本来の動物の魅力が薄れてしまったら嫌だ」という思いがあったと言い「彼は本当に、僕らが『こういうふうになればいいな』っていうことを良い意味で壊してくれて。救われるところがありました」と明かした。
また、大東は「芝居の中で自分が意図的に何かをしてしまっているな、という後悔がたまにあるんですけど、のこって本当に自由で」と打ち明け「僕たちが思ってた行動と違うことをする。それを映像で見たときにとっても魅力的に感じることがあって」と告白。「僕もそういう人でありたいな、って。のこに芝居を教えてもらいました」と笑顔で語った。
ドラマ10『シバのおきて~われら犬バカ編集部~』は、NHK総合にて9月30日より毎週火曜22時放送(全9回)。