マシュー・マコノヒー、ロマコメ映画からの転身で兄弟から叱られる

オスカー俳優で、かつては『10日間で男を上手にフル方法』や『ウェディング・プランナー』などロマコメ映画で名をはせたマシュー・マコノヒー。ロマコメ映画を離れた時、兄弟たちから猛反対にあったようだ。
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マシューはGuardian紙のインタビューで、ロマコメ映画からの転身を図ろうとしていた時期を振り返り、「兄たちは『弟よ、どこかおかしいのか? 何を考えているんだ?』と言われました」と告白。「『俺と妻カミラにとっては明白だ。これをする。パラシュートを開くつもりはない。この方向で行くんだ』と言い返しました。そしてそれから20カ月後、ついに堤防が決壊し、望んでいたオファーが届きました」と事の経緯を語った。
『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー主演男優賞を獲得したほか、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』や、マーティン・スコセッシ監督の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』に出演するなど、演技派俳優として知られるマシューだが、2000年代に、ケイト・ハドソンと共演した『10日間で男を上手にフル方法』や、サラ・ジェシカ・パーカー共演の『恋するレシピ 〜理想のオトコの作り方〜』などロマコメ映画への出演が続いた。以前から彼は、ロマコメ映画脱却への苦闘を公けに語っている。
Varietyによれば、2020年に発売した回顧録『グリーンライツ』では、よりシリアスな作品に出演するため、1450万ドル(約21.4億円)のオファーを蹴ったことを告白。また雑誌Interviewでグレン・パウエルと対談した際には、この頃を振り返り、業界から「くそったれ。(ロマコメに)留まるべきだったな。またな」といった反応を受け、「2年間、ハリウッドを離れなければいけなかった」とコメント。「怖かった。一日が長くて、無意味に思えた。だけど、自分に必要なことだと覚悟を決めた」。「本当に砂漠から脱出できるのか分からなかったから、本当に怖かった」と、当時の苦しい思いを語っていた。