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『ヒグマ!!』鈴木福と“闇バイト”に手を染めるキャスト陣からコメント到着! 物語のさらなる内容も明らかに

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鈴木福

上村侑

住川龍珠

内藤瑛亮

■佐藤圭一郎(プロデューサー)コメント

――なぜ「闇バイトVSヒグマ」を描く映画を製作したのか?

社会の底で“使い捨て”られる若者と、山奥で生息圏を“侵食される”ヒグマ。両者を対立させることで、“「社会の絶望」と「自然の猛威」が同時に牙を剥く」”という現代的なスリルを描けると思ったからです

――映画を観る人へ伝えたいメッセージは?

「命さえあれば反撃できる」。どんなに搾取され、道を踏み外したとしても、人間は生存本能と連帯によって抗える。絶望の淵にいる若者を“自己責任”で片付けず、生きるための希望と反撃の可能性を信じてほしい。大人になるという事は隠された悪を注意深く避け、連帯と共助によって生き残る事。スリラーやホラーには面白さだけではなく、そうした人生における有事の生還に関わるほど重要なメッセージがあると感じてほしい。

――岩永丞威・上村侑・住川龍珠を起用した理由を教えてください。

岩永丞威は、谷垣健治監督の最新作『Furious』も控える、まさに若手アクション俳優の日本代表と呼べる存在です。その身体性はもちろん、スクリーンで見せる動きの説得力に注目しています。本作では出番としては短いシークエンスですが、人間側のアクションの矜持を一手に背負わせた。クマとの対峙を描くうえで、ただ恐怖に怯えるだけでなく、人間も肉体で応答する瞬間をどう描けるかが重要でした。そのリアリティと火花を託せるのは、彼しかいなかった。

内藤瑛亮監督の『許された子どもたち』で見せた、共同体から逸脱した少年の眼差し。上村侑の声と顔には、社会から零れ落ちる若者たちの現実が宿っていました。今回もその視線を託したいと思いました。ただ流されるのでもなく、ただ反抗するのでもない──居場所を失った者の顔と声が、極限の状況でどう響くのか。彼はいま、その“孤立のエネルギー”を唯一無二の強度で表現できる俳優です。

同じく『許された子どもたち』で出会った住川龍珠。彼に宿っていたのは、危うさと脆さでした。今回は焦燥の中にさえ、時折ふっと笑いを誘う可笑しさを交える余裕まで見せてくれました。その緩急こそが、生き延びようともがく人間のリアリティだと思います。2人に再び託すことで、“共同体からの逸脱”から“生存本能の物語”へと接続していけると思いました。

この三人を揃えることで、観客は“スクリーンの中に現代の若者”を見てしまう。だからこそヒグマとの対峙が、ただの怪獣映画ではなく今を映すサバイバルドラマとして響くはずです。

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■映画『ヒグマ!!』あらすじ

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