ロングコートダディ『キングオブコント』悲願の優勝 兎は“涙”を否定「泣いてないです」

『キングオブコント2025』決勝が11日、TBS局内にて開催され、コンビ結成17年目のロングコートダディが優勝。大会終了後に行われた会見に出席した堂前透と兎が、おちゃらけながらも喜びを語った。
【写真】ロングコートダディ、喜びいっぱいの優勝会見
史上最多となる3449組が参加した『キングオブコント2025』。決勝に進出したのは、しずる、ロングコートダディ、ファイヤーサンダー、うるとらブギーズ、や団、青色1号、ベルナルド、元祖いちごちゃん、トム・ブラウン、レインボーの10組。ロングコートダディ、や団、レインボーの3組がファイナルに進出し、ロングコートダディが2位のや団とわずか7点差の激戦を制した。
『キングオブコント』決勝には2年連続、4回目の出場となったロングコートダディ。昨年はわずか1点差でラブレターズに敗れ、惜しくも準優勝という結果に終わっていた。念願かなっての優勝となり、堂前が「まずポリスピースって感じですね!」とおどけつつの喜びを語ると、兎がすかさず「それ誰にもハマってねーんだよ!」とツッコむ。
そんな兎は優勝が決まった際に目が涙目になっており、堂前から「泣いてました?」とからかわれると、「泣いてないです。でも感は極まっていました」とずっと追い求めていたものをつかむことができて、「本当にうれしいです」と誇らしげな表情を浮かべた。
以前よりロングコートダディは「優勝して賞レースを卒業したい」と発言していた。しかし、今回の『キングオブコント2025』出場をもって「優勝せずとも、今年で終わろうと思っていました」と胸中を明かした堂前。それを聞かされていた兎は「僕はまた来年も出たいと思っていたから。勝手にエントリーしてやろうと思っていた(笑)」と密かに思っていたことを告白。「ギスギスしなくてよかったです!」とコンビ仲に亀裂が入らなかったことの安堵を述べた。
『キングオブコント』以外の賞レースに出場するも、すべて惜しい結果に終わり、優勝へは届いていなかったロングコートダディ。兎は「堂前だったらもっと早く賞レースが獲れていたのではと、たまに思っちゃっていて。(優勝できないのは)僕に原因があるのかなと思っていました」とくすぶっていた期間を振り返る。
ずっと目標としていた優勝を果たし、「今後どうしていきたい?」という質問には「まだ分からない」と答えた2人。本当に賞レースを卒業するかも未定だそうで、堂前は「卒業するなら、今までになかった“芸人の形”を持てたらと思っています。もっと新しいことをしたい」と希望を語る。その1つとして「まず畑仕事」を挙げて、「農業もコント。“水をかけて何ができるのかな? トマトか~い!”みたいな(笑)」と言って集まった報道陣の笑いを誘っていた。