性的暴行などで有罪となった元大物音楽プロデューサー、ショーン・コムズの釈放予定日が発表
性的人身売買などで逮捕され、売春に関与した罪で有罪となり、禁錮4年2か月の判決が言い渡された元大物音楽プロデューサーのショーン・コムズ。早くも釈放の予定日が明らかになったようだ。
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米Billboardが入手した連邦刑務局の受刑者記録によると、彼は2028年5月8日に釈放される予定だそう。昨年9月に逮捕されたコムズは、裁判の間釈放されることなく12カ月にわたって拘留されていたため、言い渡された刑期よりも短くなることが予想されていたが、予想よりもさらに短く、判決からおよそ2年7か月で釈放される計算になる。
なお、今回明らかになった予定日は、連邦刑務局の計算に基づく推定値であり、同局の薬物乱用リハビリプログラムへの参加や、刑期の一部を更生施設で過ごす場合は、より早く釈放されることがある。またドナルド・トランプ大統領による恩赦の可能性も指摘されている。
「フリークオフ」と呼ばれるドラッグ漬けのセックスパーティーを主催したとして訴追されていたコムズ。今年5月から、8週にわたって行われた裁判では、元恋人キャシーや、彼女の友人ケリー・モーガン、コムズの元個人秘書デヴィッド・ジェームズ、歌手のドーン・リチャード、コムズに雇われた男性セックスワーカーらが出廷し、コムズによる暴力を証言した。コムズはこれらの訴えを全て否定していたが、7月2日に結審し、売春に関与した罪2件で有罪、より刑罰の重い性的人身売買や組織犯罪の罪については無罪の判決が下されていた。

