岩井俊二監督『スワロウテイル 4Kリマスター』三上博史・Chara・伊藤歩が30年越しの思い明かす
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■三上博史(フェイホン役)
この映画を30年ぶりに観ました。初号試写では、オープニングから涙が止まらなくて。静かに熱いものがブワーっと出てくる感じで、エンドタイトルまでずっと泣きっぱなしでした。この涙の理由はなんなのか。それを一つずつ検証していくいい機会になりました。
「4Kリマスター」ということで、オリジナルよりもはっきり見えてくるものもあります。映像面で美しくクリアになったこと、当時とは僕自身の見方、視点も違っていることもあるのか、フェイホン、グリコ、アゲハたち一人ひとりのお話がすごくよかったなって。それぞれの物語の筋がすごく綺麗に見えた感じがあります。
公開から30年経った映画が全国公開されるというのは、本当に奇跡みたいなこと。岩井監督をはじめ、いろいろな人のこだわりと想いが詰まった贅沢な作品です。ぜひ、この機会に、触れていただけたらうれしいです。
■Chara(グリコ役)
今年は岩井さん30周年なんだね
もう、イェンタウンのglicoから30年も過ぎたんだね。
たまたま、今年の夏はアゲハの幼虫を保護して孵化させたりしていたから
幼虫からサナギ→一回ドロドロの液体になって→
あの蝶の形態に変身して空に飛び立つのを神秘的で強い物をすごく感じて夢中になった。
人だって人知れず変身しながら外敵から身も守るようなことしてると思うけど
あの時、撮影だったとはいえ映画の中に生きるっていう感覚?私は忘れていたけど
岩井俊二という人は、多分なんだけど
私を蝶に変えてくれたんだろうな〜
と、ふと思う夏です。
みなさん、お元気ですか?
(中国語で)お元気ですか?
■伊藤歩(アゲハ役)
剥き出しのエネルギーと欲望が渦巻く、混沌の都“YENTOWN - 円都”。日本に生まれながら名前も国籍も与えられず、孤独に生きてきた少女・アゲハ。円に魅せられ円都でたくましく生きるグリコやフェイホンたちと出会い、それぞれの運命が動き始める…。
映画の中に生きるアゲハと同じように、この映画は私の人生を大きく変えてくれました。どのキャラクターも愛おしく、久しぶりに出会ったアゲハは、本当に私が演じていたのかと思うほど、遠くへ羽ばたいていました。
一足先に4Kリマスター版『スワロウテイル』を鑑賞し、その圧倒的な世界観に今も心が震えています。30年の時を超えて、再びスクリーンに蘇る岩井俊二監督の世界を、ぜひ劇場でご覧ください。
