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塚本晋也監督『ネルソンさん』少女の無垢な問いが戦争の記憶を呼び起こす本編映像解禁 小島秀夫ら絶賛

映画

<コメント全文>

■ギャスパー・ノエ(映画監督)

 この映画は、現代人もまた過去のいかなる時代の人間にも劣らず野蛮な存在であることをあらためて突き付けてくる。そして、まだ若い青年たちをジャングルや戦地に送り込めば、彼らは人間ではなく、爬虫類のような生き物へと変えられてしまうのだということを。

 私の友人である塚本晋也が、アメリカとベトナムを舞台にこの映画を撮ると知ったとき、私はとても驚いた。しかし、今の帝国主義が抱える野蛮な一面を描き出すには、塚本のような大胆な日本人監督こそがふさわしかったと思う。

 幸いにも、主人公(そして自伝の著者でもある)ネルソンは、自身が背負ったトラウマと、その過去の行為を後世へと伝えることによって、遅ればせながら、確かな一端の救済へとたどり着く。この深く実存的な旅をスクリーンに刻み、未来の世代へと手渡してくれたことに感謝したい。

■小島秀夫(ゲームクリエイター)

 戦争とはなんなのか? 人をどう変えるのか? どこまで人を壊すのか? 戦火が身近に広がりつつある今、誰かが創らねばならなかった、誰もが観なければならない映画だ。そして、“戦争加害者”でもあり、“被害者”でもあるネルソンさんの証言に耳を傾けるべきだ。皆が擬似体験することになる。悍ましさを。怖ろしさを。悔悟の涙を。それは、まさに映画のひとつの役割でもある。その後で、議論するだろう。いつまでも、語り継ぐに違いない。未来に繋ぐために。「ネルソンさんが、何故、人を殺したのか?」を。

■永井玲衣(作家)

 あまりに、あまりに、あまりに耐えがたい。だが、戦争のことを知りたければ見るべきだ。あなたが戦争を愛さないのならば、見るべきだ。戦争は永久に人間を壊してしまう。そのことを、わたしたちは本当にわかっているのだろうか。

■春ねむり(ミュージシャン)

 搾取と抑圧・殺戮・暴力を内包する社会システムのうちに生まれ、この胎の奥を怒りと憎しみに喰われながら、それでも生きていかねばならない。もうほかの誰からも奪いたくないと望む意志を手に入れろ。その先に戦場以外の未来がある。

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映画『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』本編映像「少女編」

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