毎熊克哉×小島梨里杏『月がみている』フランスで撮影した場面写真解禁 短編アンソロジー刊行も
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渡辺淳一の小説『シャトウ ルージュ』を映画化した『月がみている』より、場面写真9点が解禁。さらに公開にあわせ、本作のテーマを起点に女性作家たちが紡ぐ、短編アンソロジーの刊行が決定した。
【写真】『月がみている』衝撃的な出来事を予感させる場面カット9点解禁
本作は、『失楽園』で知られる作家・渡辺淳一作品のなかでも、とりわけ議論を巻き起こした一編『シャトウ ルージュ』を原作に、映画プロデューサーとして長年活躍してきた娘の渡邉直子が、自ら監督を務め映画化。毎熊克哉と小島梨里杏がダブル主演、黒木瞳、西岡徳馬、吉田羊らが脇を固め、愛と性をめぐる男女のすれ違いと再生を描く。
物語の舞台はフランス。順風満帆な結婚生活を送っているはずだった克彦(毎熊)と月子(小島)。しかし、夫婦のすれ違いから、克彦は妻を“性のレッスン”を施すというフランスの古城・シャトウに幽閉しようと目論む。その先に待ち受けるのは、夫婦それぞれが愛と性の意味を見つめ直す、切実な人間ドラマだ。
映画の7割をフランスで撮影し、実在の古城を使用した映像美も大きな見どころの本作。
解禁された場面写真では、フランスの美しい自然の中を歩く克彦と月子を捉えたカットをはじめ、異国情緒あふれる風景を舞台に、揺れ動いていく二人の関係が切り取られている。
一見穏やかな夫婦のひとときにも見えるが、すでに夫婦生活にすれ違いを抱えている二人。何も知らずに空を見上げる月子の隣で、緊張した表情を浮かべる克彦の姿が、この後に待ち受ける衝撃的な出来事を予感させる。
さらに、シャトウに幽閉された月子が、新たに出会う人々との交流を通して自分自身と向き合う姿や、一人日本に戻った克彦が、シャトウから送られてくる月子の映像を見つめる姿も解禁された。
自らが仕掛けた“性のレッスン”によって予想外に変化していく妻を前に、焦りを募らせる克彦の心情が垣間見え、二人の関係が変化していく過程を繊細に写し出している。
また、日本に残る月子の両親(黒木・西岡)や、シャトウで暮らす謎めいた女性・エヴァ(吉田)、そして月子を迎え入れるシャトウの主(ヴァンサン・ペレーズ)らの姿も。
フランスの陽光に照らされた緑豊かな自然や古城など、実際にフランスで撮影された美しいロケーションの数々とともに、本作の世界観を感じさせる印象的なカットが揃った。
さらに、本作の公開に合わせ、『映画トリビュートアンソロジー 月がみている』が20日に発売される。映画のテーマである「女性の生と性の解放、性と生の豊かさ」を、直木賞作家の村山由佳、桜木紫乃、ドラマ『君と世界が終わる日に』や映画『アキラとあきら』など数々の話題作を手掛ける人気脚本家の池田奈津子、実力派作家の松田志乃ぶの4名が、それぞれの視点から新たな物語として紡ぐ短編アンソロジーだ。
収録されるのは、村山由佳による人妻と出張ホストとの繊細な共犯関係を描く「罪の香り」、池田奈津子による本作『月がみている』の“if”の物語「残月」、松田志乃ぶによる三人の関係性をめぐる企みに満ちた「三人婚 メナージュ・ア・トロワ」、そして桜木紫乃による出奔した母の人生を娘がたどる「ドキュメンタリー『母』」の4篇。巻末には、渡邉直子監督のインタビューも収録される。
映画『月がみている』は11月20日より全国公開。
