ロックバンド「人間椅子」、25周年ライブでベストフンドシスト賞受賞を報告

今年25周年を迎える、ロックバンド・人間椅子のワンマンツアー「バンド生活二十五年~猟奇の果~」のファイナル公演が、18日、東京・TSUTAYA O‐EASTで行われた。
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1989年に「平成名物TVイカすバンド天国」(通称:イカ天)に出演し、翌年メジャーデビュー。昨年に幕張メッセで開催された「Ozzfest Japan 2013」に出演、ももいろクローバーZとの共演や高い音楽性と独特の存在感で話題を呼んでいる。
昨年秋の「レコ発ツアー 〜萬燈籠〜」東京公演2days完売を受けての追加公演となった本公演は、彼らのワンマンライブとしては25年間の歴史の中で最も大きな最大の会場であったが、チケットはソールドアウトし、満員御礼に。新旧楽曲、レア曲も織り交ぜられた選曲が披露された一夜となった。
前半には、名曲「りんごの泪」、「怪人二十面相」や「九相図のスキャット」へと猟奇的、奇怪な楽曲が炸裂した。また、曲中に落語を取り入れた「品川心中」では年金ネタを盛り込むなど随所に観客を笑わせるなど魅了した。
アンコールでは和嶋慎治が「30、40、50、60年と、これからもずっと人間椅子を続けてもよろしいでしょうか!?」「バンド活動を死ぬまでやります!」と宣言。ナカジマノブは「こないだ友達の怒髪天の武道館に行ってきて、あれは感動した。怒髪天は“最遅”で武道館ライブをやったようだけど、人間椅子は武道館公演の最年長記録を狙います!」と高々と宣言した。
ダブルアンコールではこの日のライブ前に「BEST FUNDOSHIST AWARD 2013(ベストフンドシスト賞2013)」を受賞したことを報告。人間椅子が選出されたのは、メンバー全員がふんどし愛用者であり、特に鈴木研一がライブで魅せるふんどし姿が話題になったことが理由となったようだ。ふんどし姿で表彰状を掲げて登場した鈴木は、勢いそのままに「どっとはらい」演奏し、ライブの盛り上がりはピークに達し終了した。
なお、ZAZEN BOYSとの2マンライヴが3月20日にTSUTAYA O‐EASTで開催されることが決まっている。