高梨臨、血みどろR18作品に興奮?「エンタメ性を感じてワクワクしました」

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日本とインドネシア、初の合作映画として注目される『KILLERS/キラーズ』の上映会イベントが24日に有楽町の日本外国特派員協会で行われ、ティモ・ジャヤント監督(モー・ブラザーズ)、北村一輝、高梨臨が登壇。3人は日本での完成披露試写会に先駆けた上映の後、国内外の記者たちからの質問に答えた。
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本作は“劇毒エンタテインメント”と銘打たれ、東京とジャカルタでそれぞれ殺しに魅せられた男たちが血みどろの殺人を繰り広げる死のドラマ。製作総指揮は『ザ・レイド』のギャレス・エヴァンス、日本からは『冷たい熱帯魚』『凶悪』を放ったプロデューサー陣が参加と国境を越えた最凶タッグが実現しており、全編血まみれの本作は日本では当然のようにR-18指定となっている。
上映後の質疑応答では、やはりこうした内容のため、「なかなか資金が集まらなかった」とティモ監督が苦労話を披露。しかし出演した高梨が、「1回目に観た時は怖かったんですけど、2回目に観た時はバイオレンスの中にすごくエンタテインメント性を感じて、だんだんワクワクしていきました」と話したように、事前の上映でも観客から笑いが起きる場面が幾度となく見られた。
現地時間1月20日の深夜に実施された第30回サンダンス映画祭での上映でも客席は何度も爆笑に包まれたといい、北村はこれについて、「でもそれは監督の計算やセンスだと思うので、そういう反応が起きたのは嬉しく思います」とコメント。残忍な殺人が優雅なクラシック音楽に乗せて描かれたり、緊迫したシーンなのになぜか笑いを誘ったりと、不思議な味わいを残す作品となっている。
高梨も「私は俳優さんを知っているから笑っちゃうのかなと思ったんですけど、みなさんもそういう風に思って頂けているのは嬉しいです」と、バイオレンスだけにとどまらない本作の魅力を語り、インドネシアでの撮影には北村のみが参加となったため、「(監督の)ティモとキモはすごく優しい人たちなので、ジャカルタに行ってみたいと思ってます」と、まだ見ぬインドネシアに思いを馳せていた。
映画『KILLERS/キラーズ』は2月1日よりテアトル新宿ほか全国公開。