『永遠の0』、興収85億円突破!『セカチュー』を超える大ヒット

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昨年12月21日に公開された映画『永遠の0』が、公開から93日間経った3月23日、観客動員が約693万人、興行収入は85億円を突破した。
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2006年の初版当時から口コミで売れ続け、いまや累計発行部数541万部を超える国民的ベストセラーとなった『永遠の0』を映画化した本作。作者は2013年『海賊とよばれた男』で本屋大賞を受賞した百田尚樹。この物語に感銘を受けて映画化を熱望したのは『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズで日本アカデミー賞を席巻した山崎貴監督。そして出演者には、謎多き主人公の宮部久蔵役に、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で主役を務めている岡田准一。祖父・宮部久蔵の大いなるミステリーを解き明かしていく現代の若者・佐伯健太郎に、三浦春馬。宮部久蔵が愛し続け、娘とともにその帰りを待ち続けた妻・松乃に、来年NHK大河ドラマで主演を務める国民的女優、井上真央など、実力派かつ個性的な俳優陣が集結。さらに昨年活動を再開したサザンオールスターズが主題歌を担当。
この豪華キャスト&スタッフによって生み出された本作は、2004年5月8日に公開され、日本中に「セカチュー」ブームを巻き起こした、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の興行収入85億円をも超えている。また、公開後から冬休みに入ったことで観客動員は落ちの少ない興行を見せ、公開から3ヵ月たった今も、劇場によっては満員となる劇場もあるほどで、近年の作品では異例とも言える長期のロングラン上映が決定している。
客層も、当初は、原作ファンの30~60代の男女が中心だったが、ブームによる口コミの拡大に伴い、10~20代の男女にも受け入れられていった。夫婦やカップルのデートムービーとして、さらには祖父母から孫までという三世代にも渡るファミリームービーとして、まさに国民的な映画として様々な世代に受け入れられている。