彼と彼女、彼女と彼、彼と彼の、27年間にわたる愛の物語『GF BF』公開決定

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台湾のアカデミー賞と言われる台湾金馬奨ほかアジアの映画賞を席巻した話題の青春感動作『GF BF』が、6月7日より日本公開されることが決定した。
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本作は、戒厳令下の1985年から2012年までの激動の台湾社会を背景に、27年間にわたる男女3人の友情と切ない三角関係を描いた感動の青春ドラマ。『Orzボーイズ』以来、4年ぶりの新作となるヤン・ヤーチェ監督のもと、『藍色夏恋』『海洋天堂』のグイ・ルンメイ、『花蓮の夏』『台北の朝、僕は恋をする』のジョセフ・チャン、『モンガに散る』『九月に降る風』のリディアン・ヴォーンら、台湾の人気俳優が集結した。
高校に通う美宝、忠良、心仁の3人は高雄で生まれ、のどかな田園風景を見て育つ。1985年、社会革命が広がる直前の台湾。戒厳令下で自由を手に入れたい美宝ら3人も、自分たちができる小さな抵抗を繰り返していた。やがて、田舎を離れ、台北の大学生となった忠良、心仁は、自由と民主主義を訴えるデモに参加。以前にも増して理想のために戦う2人のもとに、地方で就職した美宝も時間を見つけて度々やって来ては一緒に過ごす。そんな中、忠良の長い間隠していた秘密が明らかになる…。
本国・台湾では、2012年8月に公開され、第49回台湾金馬奨の観客賞ならびに最優秀主演女優賞(グイ・ルンメイ)を受賞。さらには第14回台北電影奨でジョセフ・チャンが主演男優賞を獲得するなど話題を集め、日本でも昨年の第8回大阪アジアン映画祭、第4回アジアンクィア映画祭にて上映され、共にチケットが早期完売するなど大好評を博するなど、アジアの映画祭を席巻した。
なお、主人公たちがデモや三月学運に参加するシーンなど、実際の出来事が数多く反映されたストーリーとリンクし、中国と台湾が昨年6月に調印した「サービス貿易協定」の承認法案に反対する学生らにより抗議運動が行われている現地で再上映され、注目を集めた。