蘭寿とむ、宝塚卒業公演に「スタンスは変えずに今回も全力で」と意気込む

関連 :
宝塚歌劇団花組公演『ラストタイクーン‐ハリウッドの帝王、不滅の愛‐』『TAKARAZUKA 夢∞眩』の通し稽古が10日、東京宝塚劇場で行われ、終了後に蘭寿とむ、蘭乃はなが囲み取材に応じた。
【関連】蘭寿とむ、蘭乃はなが登場!宝塚『ラスト・タイクーン‐ハリウッドの帝王、不滅の愛‐』囲み取材フォトギャラリー
本公演は、20世紀アメリカ文学を代表する作家フィッツジェラルドが最後に取り組んだ未完の長編小説を舞台化したミュージカル作品と、眩しい夢の数々が無限の可能性に満ちた100周年となるよう願いを込めたショー作品の2本立てとなっている。
今まで、花組トップスターとして活躍してきたが、今回サヨナラ公演となる蘭寿。「今まで1作1作全力でやってまいりましたので、スタンスは変えずに、それでも最後まで進化していく蘭寿とむをお届けできればと思っております」と抱負を述べると、蘭乃も「今回、蘭寿さんの卒業公演ということで1日1日1公演ずつ大切に演じることで卒業公演に花を添えられることができればと思っております。花組生一丸となってお届けしたい」と意気込みを語った。
本公演について蘭寿は「花組のパワーと花組らしい伝統の香りを感じていただけるのではないかなと思っています。宝塚では初めてケント・モリさんに振り付けを担当していただき新しい挑戦もしています。千秋楽までどうぞよろしくお願いします」とアピールした。
また、当日は宝塚歌劇100周年記念切手発行贈呈式も行われた。蘭寿は「素敵。記念すべき100周年に私も並べていただきありがとうございます。100周年の重みを感じます。この切手でお手紙が送られたら嬉しいし、私も使いたい。でも、これ使うのもったいないな」と笑いを誘っていた。
5日には100周年記念式典が行われたが、蘭乃は振り返って「瀬戸内寂聴先生や千住明先生に作っていただいた曲を大合唱しまして、素晴らしい方々に宝塚を愛していただいたと感じた。劇団員460人全員、そしてその場にいる全ての皆様が『宝塚よ永遠に』と本当に思っているんだな。なんて素晴らしいところに在団させていただいているのだろうと感動しました」と感慨深い様子だった。
宝塚歌劇花組公演『ラストタイクーン‐ハリウッドの帝王、不滅の愛‐』『TAKARAZUKA 夢∞眩』は、東京宝塚劇場で4月10日から5月11日まで公演。