トラウマ必至の怖さ!野村芳太郎監督の『震える舌』ブルーレイ化決定

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『八つ墓村』『砂の器』で知られる巨匠・野村芳太郎監督の衝撃作『震える舌』が12月3日にブルーレイで発売される。本作は、1980年に製作された作品で、ある幸せな家族を襲った闘病記をホラーテイストで描いた異色作品。
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ひとり娘の昌子はある日、珍しい蝶を取り逃がしてしまったことから、不思議な夢を見る。数日後、昌子に異常が現れた。食事中に食べ物をこぼし、後ろ姿も妙な歩き方になっているのだ。そして、昌子は突然、絶叫しながら倒れ込む。病院へ運ばれたものの、医師たちは驚きの声をあげた。昌子の幼い体には“悪魔(破傷風菌)”が棲みついているのだった。
本作の見どころは、なんといっても当時、5歳だった子役・若命真裕子の圧倒的な演技力。その迫真の演技は、今も映画ファンの語り草となっているほどで、トラウマ必至の衝撃シーンだ。苦しむ娘を献身的に世話をする両親に扮するのは、渡瀬恒彦と十朱幸代。
なお、今回のブルーレイ化は、「あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション」シリーズの第3弾として発売される。同シリーズは、映画ファンがブルーレイ化を待ち望んだ“あの頃”の映画や誰もが懐かしい大ヒット作、往年の名作から人気作を選りすぐった新シリーズだ。
ブルーレイのためにHDデジタルリマスターを使用し、より高画質になった映像とリニアPCMでオリジナル音声を収録している。また、初回特典としてロビーカード風ポストカードが封入される。低価格でありながら高品質なブルーレイを実現し、あの頃を懐かしむ人も、初めて観る人も手軽に手に入れることができるコレクション性の高いシリーズといえよう。