ポール・マッカートニー、大作ゲーム『Destiny』に無償で楽曲提供

世界のミュージック・シーンを牽引するミュージシャン、元・ビートルズのポール・マッカートニー。日本では、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)より9月11日に発売されたばかりの大作ゲーム『Destiny』のために、無償で楽曲を提供したことが明らかになった。
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プレイヤーは“ガーディアン”となり、人類を破滅へと追いやる古代の敵に挑むFPSゲーム『Destiny』。このゲームの開発元バンジーのコミュニティ・マネージャーであるエリック・オズボーンが、Vultureとのインタビューで語っている。
アメリカでは9月9日(現地時間)の発売に先駆け、映画『オブリビオン』の監督ジョセフ・コシンスキーが手掛けた実写版TVコマーシャルが大々的に展開されたとあり、ポールの楽曲提供にも莫大なギャラが支払われたのではないかという質問を受けたオズボーン氏。「多額も何も、無償だった。ポールは創造性のために参加している。ポール・マッカートニーに酔いしれたりしないようなオーディエンスにリーチできる素晴らしい機会だったんだ」と答えた。ポールはゲームの音楽を手掛けることで、彼の名前を聞いたことがあっても彼の音楽を聴くことはないような新しいオーディエンスと繋がると見ていたという。
ポールが作曲家のマーティ・オドネルとマイク・サルバトーリと共に手掛けたオリジナル曲『Hope for the Future(原題)』は、エンドクレジットに使われている。Rolling Stoneによると、120人編成のオーケストラと共にアビー・ロード・スタジオで収録されたそうだ。ポールは同ゲーム向けに他にも、50分に及ぶ音楽の作曲に関わっているという。
『Hope for the Future(原題)』は公式シングルとしてリリースされるという話らしいが、詳細は明らかになっていないそうだ。