松山ケンイチ、森田芳光監督へのオマージュ作品で主演

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惜しまれながらも2011年12月に急逝した森田芳光監督。この度、その森田監督のデビュー作である『の・ようなもの』(81)のその後を描くオマージュ作品『の・ようなもの のようなもの(仮)』の製作が決定。主演は、森田監督遺作となった『僕達急行 A列車で行こう』(12)の松山ケンイチが務める。
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森田監督の死から2年半が経過した今、彼を慕う旧知のスタッフとキャストが集結し、遂に始動した企画が本作。東京・下町を舞台に落語家のようなもの“二ツ目(真打になる前の卵)”の青春を軽妙なタッチで綴った『の・ようなもの』の、その後を描くオリジナル作品だ。
本作は、『の・ようなもの』から、森田監督作の16作品で助監督・監督補を務めた杉山泰一の監督デビュー作。常日頃から森田監督に「監督にならなきゃだめだ」と言われていた杉山が遂にメガホンを取った。
主演を務める松山は、落語家一門・出船亭に入門した内弟子修行中の志ん田(しんでん)に扮する。「きをてらわず人間そのもののおかしさが出せたらなと思っています。とにかく真っすぐに役と向き合おうと思います。落語に出会えたのもこの作品のおかげです。落語も存分に楽しみたいと思います」と森田組が再集結した作品への思いを語っている。
さらに、『の・ようなもの』に出演していた伊藤克信、尾藤イサオ、でんでんも、同じ役柄で登場するほか、森田組に縁のあるキャストの出演も予定。
『の・ようなもの のようなもの(仮)』は2015年全国公開。