ソフトバンク、米ドリームワークス・アニメーション買収を検討か

ソフトバンクが『マダガスカル』シリーズや『シュレック』シリーズなどを手掛けた米ドリームワークス・アニメーションと買収に向けて協議に入っているという。The Hollywood ReporterやThe Wrapなどが伝えた。
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The Hollywood Reporterによると、ドリームワークス・アニメーションは現地時間9月25日、緊急取締役会を開き、ソフトバンクからのオファーを協議したと関係筋が話しているそうだ。ソフトバンクは1株32ドルでの買収を提案したと伝えらえる。ドリームワークス・アニメーションの先週金曜日の終値は1株22ドルだったという。
ソフトバンクは7月、アメリカに設立する新会社SoftBank Internet and Media, Inc.に、米グーグルの最高事業責任者を務めたニケシュ・アローラ氏が10月から参画することを発表したが、今回の買収はアローラ氏がリエゾンになったらしいと、The Hollywood Reporterは伝えている。
ドリームワークス・アニメーションの創始者の一人ジェフリー・カッツェンバーグは、2004年に上場企業になった同社の売却先を長い間、探していたらしい。
ソフトバンクが提示した買収額は34億ドル(約3720億円)相当になる可能性があるとのことだが、本件についてThe Hollywood Reporterがドリームワークス・アニメーションに問い合わせたところ、広報担当より「噂や憶測にはコメントしない」との返事があったという。