セレブ写真流出でグーグル提訴の恐れ、グーグルは「何万もの写真を削除」と反論

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女優ジェニファー・ローレンスやアンバー・ハード、キルステン・ダンストなど有名セレブ女性たちが被害に遭ったヌードなどのプライベート写真流出で、グーグルが1億ドル(約108億円)を超える損害賠償請求を受ける可能性が出てきた。DeadlineやThe Guardianなど複数の海外メディアが伝えた。
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多くの有名セレブを代表するというLavely & Singer法律事務所のマーティン・シンガー代理人が、プライベート写真の削除要請をグーグルが無視しているとして、グーグルに1億ドル(約108億円)を超える損害賠償を請求する訴えを起こす準備を進めているという。
10月1日付けのグーグル宛ての書簡でシンガー代理人は、ツイッターなどの他のサイトやホスティング会社が要請に応じて被害に遭った女性セレブたちの写真を削除したのに対し、YouTubeやグーグルの検索には依然として写真が表れるとして、グーグルがデジタルミレニアム著作権法(DMCA)の条項に基づく再三にわたる要請を無視したとの見解を示しているそうだ。
Deadlineによると、これに対しグーグルは翌日に「要請を受けて数時間のうちに何万もの写真を削除し、何百ものアカウントを閉鎖した」と声明を出し反論したという。また声明には、削除対応するにあたり、どのコンテンツなのかを直接通知するか、DMCAを用いた“正当な”削除要請フォームを提出してほしいとの内容が記載されていたとのこと。先の書簡にはDMCA法に基づいて削除要請を行ったとあり、両者の間に見解の相違があるが詳細は不明だ。