北川景子、森田芳光オマージュ作でヒロイン 「続けられているのは森田さんのおかげ」

関連 :
松山ケンイチを主演に迎えての映画化が発表され、大きな反響を呼んだ『の・ようなもの のようなもの』(仮題)。2011年12月に急逝した森田芳光監督へのオマージュである本作で、森田作品でのスクリーンデビュー以降、監督とゆかりがある北川景子がヒロインとして出演することが決定した。
【関連】「北川景子」人物フォトギャラリー
本作は森田監督のデビュー作『の・ようなもの』(81)のその後を描くオマージュ作品。伊藤克信、尾藤イサオ、でんでんらの出演続投のほか、主演は森田監督の遺作となった『僕達急行 A列車で行こう』(12)の松山ケンイチが務める。さらに、森田組で助監督・監督補佐などを務めた杉山泰一がメガホンを取ることが発表されていた。
そして今回、ヒロインとして北川景子の出演が決定。スクリーンデビューを飾った『間宮兄弟』(06)以降も森田作品への参加を熱望し、『サウスバウンド』(07)、『わたし出すわ』(09)にも出演を果たした北川が、森田監督へ抱く尊敬の念を込めて撮影に臨んでいる。
北川は「『間宮兄弟』の合格をもらった時に、『の・ようなもの』のビデオテープを渡されて、何度も見ていたので、そのオリジナル作品のキャストの皆さんが集結する現場を見た時は、感動して鳥肌が立ちました」と振り返る。
また「『間宮兄弟』のクランクアップ時に、森田さんが“女優をやめないでくださいね”って言ってくださって、これまでやめようかなと思った時もあったんですけど、その一言が最後の勇気になって、辞めずに続けられています。映像にこだわってやってこれたのは森田さんのおかげだと思っています」と、森田監督への想いを語った。
『の・ようなもの のようなもの』(仮題)は2015年全国公開。