アル・パチーノ「『ゴッドファーザー』に出たくなかった」 当時の心境を告白

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アル・パチーノが、当初『ゴッドファーザー』に出演したくなかったとLoaded誌のインタビューで明かした。「『ゴッドファーザー』に出たくなかったんだよ。だってどんな感じになるか分からなかったからさ。“どうやって俺はこの役を演じるんだよ”って思ってたんだ」と話すアルだが、しぶしぶながら出演の決め手となったのは、フランシス・コッポラ監督が“狂っていた”ためだという。
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事実、同作の製作会社であるワーナー・ブラザースも、当時そこまで名の売れていなかったアルを起用しなくなかったとも話している。「誰も俺に出演なんてしてもらいたくなかったんだ。コッポラ以外はね。俺は彼を狂ってるって思ったよ」。
そしてアルが、その旨をコッポラ監督に伝えた際に「もちろんワーナー・ブラザースは“誰だこの若造は!? なんで君はこの若造に出演してもらいたいんだ?こいつのどこがいいんだ?”って言っていたよ」との答えが返ってきたらしい。
マーロン・ブランドでさえヴィトー・コルレオーネ役を確保するために周りを説得しなければならなかった中、アルが起用されたきっかけとなった舞台にも話が及んだ。「フランシスは舞台『ダズ・ア・タイガー・ウェア・ア・ネクタイ?』で演技している俺を見たそうなんだ。俺はこの舞台でトニー賞を獲得したこともあって、彼は俺にいい印象を持ってくれたようなんだ。俺は本当にラッキーだったって言うしかないね」。
アルは最後に、コッポラ監督に対し「彼は素晴らしい男だし、他の人たちが俺のことを要らないって言ってるにもかかわらず俺を欲しがってくれた。失礼ながらワーナーは、マーロンのことも要らないと言っていたくらいだから、俺は“彼が仕事を失うのではないか”なんて思ったりしたよ」と想いを語った。