伝説のJホラー『女優霊』から20年、島崎遥香主演のホラー映画タイトルは『劇場霊』

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『女優霊』『リング』で世界中を恐怖に陥れ、『クロユリ団地』では10億円突破の大ヒット作を生んだホラー映画界の巨匠・中田秀夫。全AKBグループ内のオーディションを勝ち抜いた島崎遥香を主演に迎えるホラー映画最新作のタイトルが『劇場霊』に決定。新キャストとして足立梨花、高田里穂、町田啓太(劇団EXILE)の出演も明らかになった。
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“撮影所”を舞台にした中田監督の代表作『女優霊』から約20年、『劇場霊』では舞台を不気味な“劇場”に移し、想像を絶する真の恐怖が描かれる。この新作ホラーでは、中田作品の特徴である静かでじっとりとした空気の恐怖に留まらず、フルスピードで駆け抜ける恐怖が絶え間なく襲い掛かるJ(ジェットコースター)ホラーを目指すという。
中田監督は今回の演出について「実話的心霊テイストと呼ばれたスタイルを乗り越えるため、今回は疾走感、おぞましい異形感というものを強く意識しています」と明かし、「『女優霊』や『リング』を同時代的には観ていない若い観客の方々にもこの恐怖を体感していただきたいです」とジャパニーズホラーの新境地をアピール。
また、主演女優の島崎については「リハーサル中には、不安と決意の入り交じった緊張した顔をしていて、この映画への真摯な向き合い方がとてもいいと思いました。その不安感や決意は、映画の役の感情表現として相乗効果を上げています」と評価し、「ホラー映画的ルックと高い集中力を兼ね備えた方」と太鼓判を押している。
島崎が演じるのは、トップ女優を目指すも成果が出せず悩んでいるなか、新作舞台のオーディションで脇役を手にする若手女優・沙羅。香織(足立)や葵(高田)ら若手女優の熾烈な争いが繰り広げられる中、不気味な劇場の中では、不可解な事件が起き始める。沙羅はスタッフの和泉(町田)とともに事件の真相を探るが、劇場内に潜む恐怖の存在に気付く。映画『劇場霊』は2015年秋公開予定。