ティム・バートン最新作と『パワーパフガールズ』の接点とは? 誕生のきっかけに迫る

ティム・バートン監督最新作『ビッグ・アイズ』が、2015年1月より公開。本作は、ポップアート全盛期の60年代アメリカを舞台に、一大ブームを巻き起こした絵画「ビッグ・アイズ」シリーズに隠された真実を描く話題作だ。そして今回、この絵画が人気アニメ『パワーパフガールズ』にも大きな影響を及ぼしていることが判明した。
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独特の世界観でファンを魅了し続けるティム監督が、『エド・ウッド』以来、約20年ぶりに挑戦する実話物語である本作。自身が多大な影響を受けたという絵画「ビッグ・アイズ」をめぐり、実在の画家マーガレット・キーンとその夫ウォルターが引き起こしたゴースト・ペインター騒動の行方に迫る。
アンディ・ウォーホルも認めたという同絵画だが、なんと人気アニメ『パワーパフガールズ』にも強い影響を与えているという。メインキャラクター、ブロッサム、バブルス、バターカップのデザインは「ビッグ・アイズ」から着想を得ており、さらに3人が通う幼稚園のキーン先生は、マーガレットから名を取ったというほどのリスペクトぶりだ。
また、展覧会「ティム・バートンの世界」の企画も手掛けた製作総指揮のデレク・フレイは、ティム監督の絵にも「ビッグ・アイズ」の影響は表れていると分析。監督自身も、「幼い頃から、ずっと記憶に残っている。子供ながらにすごい存在感を感じたんだ」と認めるほど、その影響力の大きさは計り知れない。
映画『ビッグ・アイズ』は2015年1月23日よりTOHOシネマズ、有楽座ほかで全国順次公開。