水木一郎、小学校の道徳教材に登場 アニソン帝王から“個性”を学ぶ

アニメソング界の帝王と呼ばれる歌手の水木一郎を主人公とした読み物「アニメソングの帝王に‐水木一郎」が、4月より使用される小学3年生の道徳の教材に掲載されることがわかった。アニメソングとの出会いにより、個性を開花させたアニキの生き方から、“個性伸長”を学ぶことをテーマにしているという。
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『マジンガーZ』の主題歌「ゼェェェェット!」のシャウトが今や代名詞となった水木だが、歌手としての活動当初は人気が出ずあきらめようとした時期もあったという。しかし子どもの頃から歌うことが大好きで、毎日歌手になりきって何時間でも夢中で歌を練習していたという経験から、後に出会うアニメソングで、アニメ作品の世界観を表現。数多くのヒット曲を生み、帝王と言われるまでに至った。
そんな生き方が子どもたちに、“自分の好きなことに夢中になって一生懸命に取り組むこと”の大切さを伝える何よりの教材であると出版社が考え、今回の掲載が実現。水木は「40年以上、アニメソングを通して子どもたちと向き合ってきました。僕の生き方を見て、子どもたちが何かを考えるきっかけになれば嬉しいです」とコメントを寄せている。