<ネタバレ注意>T・バートン『PLANET OF THE APES 猿の惑星』「最悪なオチの映画ワースト10」 1位に

カナダのエンタメサイトWatchMojoが「最悪なオチとなった映画ワースト10」を発表。1位に1968年の異色SFヒット作『猿の惑星』を再映画化したマーク・ウォールバーグ主演、ティム・バートン監督作『PLANET OF THE APES 猿の惑星』(01)が選ばれた。以下、ネタバレあり。
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ネタバレ必須の同ランキング。映画の最後20分になったら「観るのをやめるべし」という10本は、観客や映画評論家を立腹させた、苛立たせた、または単に当惑させたエンディング(オチ)を伴う作品という位置付けになっている。
例えば10位の『セイフ ヘイヴン』。『きみに読む物語』や『メッセージ・イン・ア・ボトル』のベストセラーを出したニコラス・スパークスの恋愛小説の映画化で、事情があって見知らぬ街に越してきたケイティが、その街で妻を亡くした男性アレックスと恋に落ちるというラブストーリー。ケイティは隣人の女性ジョーと知り合いになるが、最後にその女性が実はアレックスの亡き妻で幽霊だったことが判明する。ケイティがアレックスにふさわしい相手かをチェックしているかのようで、仕切り屋にも程があるという評価だ。
ワースト1位に選ばれた『PLANET OF THE APES 猿の惑星』に関しては、オリジナル版の最高なオチを示すにふさわしいアメリカを象徴する物体を、リブート版でわざわざ別の物に変えてしまったことに誰もが激怒したとのこと。音が似ていることから、 “エイプ”ラハム・リンカーンと言い換えて問題点を指摘している。
ランクインした作品を観た人なら、何が最悪なオチにしてしまったかを説明するキーワードを見ただけで、意味が分かるかもしれない。観たことのない作品がランクインしているなら、これを機会に観てみるのもいいのでは?
WatchMojo選出「最悪なオチとなった映画ワースト10」は以下の通り。(問題となるオチのキーワード、作品名)
1位 “エイプ”ラハム・リンカーン:『PLANET OF THE APES 猿の惑星』(01)
2位 9.11:『リメンバー・ミー』(11)
3位 水、どこもかしこも水:『サイン』(02)
4位 現代:『ヴィレッジ』(04)
5位 ただの恐怖:『野蛮なやつら/SAVAGES』(13)
6位 最初からジム・キャリー:『ナンバー23』(07)
7位 マーク・ラファロの策略:『グランド・イリュージョン』(13)
8位 ただの幻:『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』(12)
9位 マンダリン/トレバー・スラッテリー:『アイアンマン3』(13)
10位 妻の亡霊:『セイフ ヘイヴン』(13)