不朽の名作イタリア映画『続・荒野の用心棒』『サスペリア』がテレビドラマ化

不朽の名作として絶大な人気を誇るイタリア映画『続・荒野の用心棒』と『サスペリア』が、英語版テレビシリーズとして制作されることがわかった。Varietyほか、複数のメディアが報じている。
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英語でのハイエンドなテレビシリーズで知られるフランスの制作会社Atlantique Productionsが、両作品の開発・制作の権利(英語版)を獲得。イタリア屈指のインディペンデント映画及びテレビ制作会社のCattleyaと共同開発、共同制作の契約を締結した。
『続・荒野の用心棒』は、マカロニ・ウェスタン(=イタリア製西部劇)のスタイルの一つとしてこれまで多くの作品に受け継がれ、記憶に新しいところではインスピレーションを受けたとされるタランティーノ監督のジャンゴ 繋がれざるもの』がある。今回のテレビシリーズでは、同スタイルのコンセプトはそのままに「現代的な鋭さを加える」ようだ。
また『サスペリア』は、19世紀のイギリスの作家トマス・ド・クインシーによる『Suspiria De Profundis(原題)』にインスパイアされた、1977年のイタリアのホラー映画。テレビシリーズでは、作家のクインシー自身が主人公となり、「新しいシャーロック・ホームズの様な」位置づけで19世紀末から20世紀初頭のロンドンとローマを描く。さらに「悪のファンタジーや恐ろしい謎を解決する様子を描き、光と闇、進歩と後退を映し出すストーリーだ」としている。
両テレビシリーズの監督を含めたスタッフやキャストは未だ発表されていないが、共に1エピソード50分、全12話構成で複数のシーズンで展開する予定。